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「それじゃあ、この会場内にいるかもしれないその敵を
捕まえに来てる、ってことですか？」
私があまりにも周りをキョロキョロと見ていたから不思議に思ったのだろう、何をしているのか聞いてきた彼に任務内容を教えた。
「すっげぇ……ドラマのワンシーンみたいです。」
『そ、そう？…って、目キラキラさせないでください。』
「やっぱヒーローってカッコいいですね。」
純粋なその眼差しがなんだか照れ臭い。
その視線から逃れるように顔を逸らせば、ふとある人物に目に止まった。
『……あの人、』
さっきからソワソワとしているのがわかる。
不自然に何度もポケットに手を出し入れしているのも気になる。
『…すみません。
少しだけ席外します。』
せっかくエスコートしてくれているのに申し訳ない、あと非常に名残惜しい。
それでも任務は任務
彼の腕を解いて歩き出そうとするけど、
『…え？！どうして着いてくるんですか！』
「僕にもお手伝いさせてください。」
『これは遊びじゃないんです！
あなたにも危害が加わるかもしれない。』
そんなことがあればヒーローとしての顔が立たない。
あくまでも今回は誰にも気づかれることなく、隠密に、迅速に
犯人を特定次第、何か行動される前に確保する。
『だから……
…って、あっ！どこ行った？！』
や、やられた…！
こんなに人が多くて広い会場だと、またすぐに見つけ出すのは……
「その人の特徴、教えてください。」
『だから！
あなたを巻き込むわけには……』
「僕の個性は"千里眼"なんです。
人が溢れかえったこの会場内でも、僕ならすぐに探せる。」
『！
いや、だけど……』
…一般市民をヒーローの任務に参加させるのは規定違反だ。
いや…ほんの少し力を借りるくらいなら問題ない、か…？
でも実際、今は彼の能力が数秒の運命を分けていると言っても過言ではない。
「大丈夫です。
僕はあなたに協力するわけじゃない。
あくまでも、"僕自身"が人探しをしていた。
これでもダメですか？」
『…あ"ー！もうわかりました！！
お願いします！！！』
仕方ない
爆豪くんは今、手が空いていないし、私がやるしかないんだから。
彼に先ほどの人物の特徴をできるかぎり多く伝えると、一度目を閉じた彼が再び開眼する。
真っ黒だった瞳が、青鮮やかに映る。
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まなみ(プロフ) - いや、ケミィ先輩めちゃくちゃイイ女…！！そして、士傑メンツとのシーンが予想外に好きでした！士傑メンツの口調とかやりとりのリアリティが！そして、言わずもがな。リアリティさ残しながらもほぼほぼ出来上がり過ぎてるくらいの溺愛具合の爆豪くん最強です。 (2023年3月14日 18時) (
レス) @page50 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なな姫さん» お待たせいたしました…！！！きっとあの2人は何年経っても、死んだ先でも、仲良くなることはないんでしょうね…最高だ(?) (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なつとんさん» いい加減デートさせんとダメですからねっっ！！！！♡(?)かっちゃんと旅行行きてぇな… (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 士傑高校の回！！待ってました！！！相変わらずのかっちゃんと肉倉先輩で萌える♥♥ (2022年12月21日 8時) (レス) @page50 id: d61250ad0a (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - ちゃっぱさん» 目指しましょう…！！旅行！！旅行だ！！待ってました！ (2022年12月21日 0時) (レス) @page50 id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年9月26日 19時
