. ページ22
「ようこそお越しくださいました！！！
No.1ヒーロー 大・爆・殺・神 ダイナマイト様！
No.3ヒーロー シャイニー様！」
とある市の高級ホテル最上階
私と爆豪くんは、普段は滅多にしないドレスコードでそこに来ていた。
無事に受付を終えた私たちは会場に足を踏み入れる…のだが。
「さっきから何なんだよ。
前見て歩け。」
『や…ごめん……
あ、あまりにもカッコいいから…！』
ス、スーツがあまりにも似合いすぎてる…っ！
普段は下ろしてる髪の毛も、今日は前髪かきあげちゃって？！
『……誰にも見せたくないっ。
でも…これが私の彼氏なのだと自慢したい……したいぃっ！』
この矛盾した気持ちを誰がわかってくれようか。
そんな私を見ていた爆豪くんは「ﾊｯ」なんて息を漏らして笑う。
「せいぜい俺を奪われねェようにしっかり捕まえとけ。
No.3ヒーローさんよォ？」
『ぐはっ…！』
「相変わらずだなテメェは。」
この人は私が好きなことをわかってやってるのがずるいんだ…そしてまんまと引っかかる私も相変わらずだ。
そんな調子のまま、会場に入れば、そこには一度は見たことのある顔の人たちばかりだった。
そう、これはとある人間によって芸能人が集められたパーティである。
私たちは"芸能人枠"、というより"警備係"といった役割でこうして招待されているわけだが……
まあ、そのとある人間というのが……
「よく来たなぁ！A！！」
『あのね…わざわざ大阪から呼ばないでくれる？
お爺ちゃん。』
……私の実の祖父である。
小さい頃から可愛がってくれてたお爺ちゃん。
昔も今もずっと大好きなんだけど、何せこういうちょっとした無茶振りをしてくるところは好きじゃない。
「君が爆豪勝己くんだな？
孫がお世話になってるね。」
「…初めまして。
Aサンとお付き合いさせていただいている、ばくご…」
「ガッハッハッ！
見た目によらず礼儀正しいやつじゃないかぁ！！
私は親でもないんだからそんなに硬くなるなよぉ！」
ﾊﾞｼﾝｯ！
「い"っ……！」
お爺ちゃんの相変わらずの馬鹿力で背中を叩かれた爆豪くんは、しっかり痛かったみたいで顔を歪ませた。
お爺ちゃんは爆豪くんのことが既に気に入ったみたいで「おーい！誰がビール持ってこぉい！」なんて一方的に肩を組みながらそう声を出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1939人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まなみ(プロフ) - いや、ケミィ先輩めちゃくちゃイイ女…！！そして、士傑メンツとのシーンが予想外に好きでした！士傑メンツの口調とかやりとりのリアリティが！そして、言わずもがな。リアリティさ残しながらもほぼほぼ出来上がり過ぎてるくらいの溺愛具合の爆豪くん最強です。 (2023年3月14日 18時) (
レス) @page50 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なな姫さん» お待たせいたしました…！！！きっとあの2人は何年経っても、死んだ先でも、仲良くなることはないんでしょうね…最高だ(?) (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なつとんさん» いい加減デートさせんとダメですからねっっ！！！！♡(?)かっちゃんと旅行行きてぇな… (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 士傑高校の回！！待ってました！！！相変わらずのかっちゃんと肉倉先輩で萌える♥♥ (2022年12月21日 8時) (レス) @page50 id: d61250ad0a (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - ちゃっぱさん» 目指しましょう…！！旅行！！旅行だ！！待ってました！ (2022年12月21日 0時) (レス) @page50 id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年9月26日 19時
