Episode18 ページ19
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当の本人は
この状況を私を見ても 焦る様子は一切ない。
「 待たせたなァ、悪ィ悪ィ 」
まるで彼ら二人のことは見えていないかのよう。
何も言わずとも
大きくて重い荷物はスッと持ってくれる。
「 おいオッサン 」
ヒヤッとした。
無精髭やまとう雰囲気は
彼らより遥かに落ち着いて
大人の色気があるけれど、
年はきっと 大して変わりはしないだろう。
「 やっぱり老けて見られるかァ･･･
ヒゲ剃ったほうがいいか、おれ 」
『 いや別に、どっちでも 』
まったく相手にしていない。
眼中にないらしい。
「 早く戻らねェとベンの奴に叱られるな 」
行こう、と私の手を引くシャンクスさん。
「 ケッ、せっかくイイ女だと思ったのに
男の趣味は悪ィんだな！ 」
「 こんなホテルの前で
男待ってるようなアバズレだしな！！ 」
まあひどい言われよう。
他人事のように笑いが零れた。
だけど 目の前の彼はそうもいかなかったらしい。
私の手を握ったままゆっくり振り返り、
ふたりの男をじっと見据えた。
「 おいガキ共。
おれのことはなんとでも言いやがれ。
だがな、こいつの魅力をテメェらが簡単に語るな。
テメェらごときに分かってたまるかよ 」
驚いた。
出会ってから今までの四日間、
子供みたいな小競り合いを繰り広げてばかりだったから。
「 理解したなら失せろ。
いいな、３秒だけ待ってやる 」
ビリビリと伝わってくる気迫。
肌が痺れるような感覚がする。
気を抜けば倒れそうだ。
男達は あまりの迫力になのか、
泡を吹いて倒れてしまった。
『 ･･･ありがとうシャンクスさん、 』
「 ！悪ィ大丈夫だったか！？ 」
『 大丈夫です。
あんな風に思っててくれたんですね 』
「 本当に何ともねェか！？ 」
『 ･･･？、見ての通り 』
「 なんでお前立ってられるんだ！？ 」
･･･会話が噛み合ってない気がする。
「 おれ、腹立って
覇気まで出しちまったってのに･･･！ 」
『 覇気･･･？ 』
「 普通の人間ならぶっ倒れちまうとこだぞ 」
『 気抜いたら倒れるとは思いましたけど･･･ 』
「 本当に大丈夫か！？ 」
･･･ここまで言われると
むしろ倒れた方がよかったのかと思ってしまう。
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紗那(プロフ) - 初めまして、シャンクスとの夢小説を探していたらこの小説を見つけて題名も気になったので読んだのですが、とても面白くて最高なstoryで一気読みしてしまう程大好きになりました(^^)続きを読みたいと思ってますので是非書いて欲しいです！いつまでも楽しみに待ってます (2022年10月23日 15時) (
レス) @page45 id: 651dd4d3c6 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - シャンクスとの夢小説を探してた時に、こちらの小説を見つけて読ませて頂きました！本当に感動( ；∀；) もう更新されないですかね？願わくばまた続きが見られたら嬉しいです。 (2022年8月31日 22時) (レス) @page45 id: 247691cc0f (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ほんとにほんとに大好きです、！！もし更新する機会がありましたら是非よろしくお願いします。 (2022年8月9日 23時) (レス) id: b5d041dec7 (このIDを非表示/違反報告)
香 - すごい好きです！更新応援しています (2022年5月10日 9時) (レス) @page45 id: 64178017ff (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - 初コメ失礼します🙇♀️ひぇ、好きすぎて心臓鷲掴みにされた気分です…夢主ちゃんにもシャンｸｽにもめちゃくちゃときめきました…どうか、どうか、続きを…2人に幸せになって欲しい…夢主ちゃんの性格めちゃくちゃ好きです… (2021年12月17日 17時) (レス) id: e7fe75bfb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまごエッグ | 作成日時：2019年8月25日 12時
