大きな小人の恋 3【HQ!!】[星海光来]

挨拶しよう！その4 ページ18

つい光来に意地悪をして、そのままアルバムを見る。









ﾊﾟｯ!
すると、急に目の前からアルバムが消えた。

「へっ」









星「…なぁ、本人じゃダメなのか…？
そろそろ…寂しんだけど。」




私が見てたアルバムを右手に、寂しそうに光来が呟く。

うぐぅっ、可愛い！！！！(重症)


「そ、そそそそそんなことないっ！けど！！
も、もー少しだけ…」




ちら、と光来を見ればムッスーっとした光来。

そのまま顔の前にあった私の手を私の顔から引き剥がすと手首をきゅ、と握った。




星「本人が目の前にいるだろ！！もっと俺を見ろ俺を！！」

プンスカ！とでも言うような雰囲気で
持ったままの私の手を自分の頬の添える光来。




「んんっ！ごwごめんねwwwww」

耐えられず、笑うと
んな！？っとでも言うかのようにまたもやムッすー！っとする。









しばらくすると急に光来が真顔になる。
真剣な顔だったり、真顔ってなかなか見ないから、



なんか、ドキッとした。









星「……なぁ、A、俺を見ろ。
昔のじゃなくて、今の俺を。
………俺だけ見てろよ…………」






そう言うと、すりっ、と私の手に頬ずりをする。









はい見ます。
そんなん見ます。




かぁぁぁっ、と自分の顔が赤くなるのがわかる。




「……ん、。そーする………」





そういえば満足そうにﾊﾟｯ!と手を離し、
腕を広げる光来。


その中に飛び込んでみる。





…あ、暖かい…
光来の匂いがする。



「えへへ…ごめんね、光来」
星「分かればよし！」

挨拶しよう！その5→←挨拶しよう！その3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す