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「なん、で、」
なんで、ここに来たの、?
彼の、前髪が乱れているのが見えて
わざわざ、
走ってきてくれたのかな、なんて。
飛貴「Aちゃんが好きだからって。
こんな、単純な理由じゃだめ?」
っ、
胸が、
きゅー、っと、苦しくなる
ずっと会いたかった人
こうして、また私の手を握って欲しかった人
「私も、」
「私も、好き、、!」
私が、大好きな人、
目の前で、笑ってくれる彼が、
好きすぎて、本当に大好きで
精一杯あなたに触れたくて、
私から飛貴くんを抱きしめた
こんなやり取りを
大人達に、見られないはずがない、
私も、彼へ素直に想いを伝えたら
周りが騒がしくなった
それに気がついた彼は、
私の腕を取り、
飛貴「ちょっと走るよ!」
「ひゃ、、、!」
父「おい!A!」
彼は、私の方を時々見ながら、
勢いよくイルミネーションの輝く空の下
ふたりで、走った
・
・
・「どうぞー」
たどり着いたのは、
大きな観覧車
「はぁ、はぁ、、!」
ふたりっきりの空間だし、
誰にも追いかけられることは無いから、
整えるのには、ちょうど良かった
飛貴「ごめん、走らせちゃって、」
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涼花(プロフ) - こんなにうまく描ける才能が羨ましい。全部の作品見ちゃう感じです! (2020年2月29日 23時) (レス) id: 8eb68a5809 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉 - 初めて作品を読ませていただいたのですが、自然と涙が溢れるくらい感動しました…!これを機に、他の作品もぜひ読ませていただきます!! (2019年4月24日 23時) (レス) id: 546e44f202 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - はぴこさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しい限りです!!ぜひぜひ、これからもよろしくお願いします! (2018年12月20日 12時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
はぴこ(プロフ) - あんずさんのお話、ホントに素敵で大好きです!!これからも楽しく読ませていただきます! (2018年12月18日 21時) (レス) id: d67f5936e1 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます!そんな、、、!嬉しすぎます!!頑張ります!ありがとうございます!!! (2018年12月15日 22時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2018年12月10日 17時