はちみつとメロディー

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先生「演奏する形になってー」









先生の合図に、譜面台と楽器を持って、

弦楽器の後ろの席に着く









そこまでの道のりでさえ、足が震えちゃう、、、









何故か


急遽、今日、
ソロの演奏を任されてしまった私は









頭の中に、緊張 という言葉しか浮かばなかった














今日、突然
先輩が風邪でお休みしてしまったようで、









1年生の頃担任だった先生が顧問だから、
なにかと、先生と仲が良くて。









同じ楽器の子はあと、3人いるのに

先生と仲良しが故に、頼まれてしまったのだ









どうしても断れなかった私は、
急いで、時間を作って練習した









そのおかげか、なんとか弾けなくはない……？っていうぐらいまでにはなったけど






一回もオーケストラとして
合わせたことないから……。













もう！！！

深く考えるのはやめよう！！





楽しく演奏すればいいから！









と、嫌なことしか思い浮かばない思考回路を切る









目の前の先生が、指揮棒をあげた











それと同時に、みんなそれぞれの楽器を構える









いける。

私なら。









指揮者の手がおりた瞬間、

私達の音色が小さな教室に響き渡った





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