collaborateur2

言えない ページ5

side Ryohei

ふっかのあの怯えよう。ただごとじゃないのはわかる。

…康二はなにを1人で抱えてたの？
俺たちには言えない？頼りない？


こんなこと聞いたら、そんなことないで！めっちゃ頼りになるお兄ちゃんたちや！って明るい笑顔で返ってきそうだな、なんて。



キ「昨日、都内で男性の遺体が発見されました。被害者は吉野浩介さん27歳。警察は殺人事件として捜査を進めています。」


康二のニュースはまだ１つもない。でもこれから一気に増えるんだろうな、、、

嫌な推測は頭から消えてくれないけど、ひとつだけ確信してることがある。



康二はちゃんと生きてる。そうじゃなきゃ活動休止になんかしない。


でも下手に希望を持ちすぎても良くないからみんなには言わないでおこう。




深「ん…」

宮「ふっか？」

ラ「ふっかさん起きましたか？」

深「だてさん…？ラウ、、、」

ふっかが目を覚ました。まだ寝ぼけ眼だけど、意識ははっきりしているし、病院に連れて行く必要はなさそうだ。


佐「お、ふっかおはよー！」

岩「おはようふっか。」

ふっかが起きたことでさっきまでの静かな雰囲気から一転、急に騒がしくなった。

これがSnowManらしいんだけどね笑


翔「ふっか大丈夫か、、、？」

目「俺も心配で心配で、、、」

深「…大丈夫。ありがとう。ごめんな。」

宮「いやそれは全然いいんだけどさ、


ふっか、なにを思い出したか言える？」






深「…それは言えない。」

なんで。なんでここで隠すの。

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