Love sick 【さとみ】

恋の糸張り巡らす ページ4

Aside

『えっ…』


？「ごめんねぶつかっちゃって
怪我とかしてないかな??」


『あ、大丈夫です…』


ひ「ちょっとA大丈夫〜??
もうさとみ先輩も気をつけてくださいよ」


さ「あはは…ごめんってひろはちゃん
それじゃ俺は先に帰るね
A…ちゃん??君もごめんね」


『はい、大丈夫です
こちらこそすみません』


そう言って先輩は帰っていった


ひ「あんた大丈夫??
ほんとどんくさいんだから
ほら帰ろ」


『もうひろはのせいじゃん笑
そういえばあの人誰??』


ひ「あ〜あんた選挙中寝てたもんね
あのひとが生徒会長だよ
生徒会長の桃瀬里見先輩」


『あっあのひと生徒会長なの!?
やっばじゃあもっときちんとしとかなきゃだったじゃん』


なんか申し訳ないことしたなぁ
もしまた今度会ったらきちんと謝っとこう


そんなこんな話しているうちに最寄り駅に着いた


ひ「じゃあね〜また明日〜」


『うん、ばいばい』


はぁ、明日から憂鬱だ
友達できなかったらどうしよう
そんなことばかり考えていたらまた誰かにぶつかってしまった


『わっ、すみません…ってさとみ先輩』


さ「あれっAちゃんじゃん」


"Aちゃん"


今まで異性には呼び捨てか苗字呼びしかされなかったからなんだかくすぐったい


『先輩、さっきはぶつかっちゃってすみませんでした』


さ「あぁ、あれは見てなかった俺が悪いよ
俺こそごめんね??
そう言えばAちゃん家こっちなの??」


そう言われればそうだ
最寄り駅が同じなのだから家も近いはず


『はい
私はそこの角曲がってすぐの所です』


さ「えっじゃあすごい近いね
俺の家もう1本奥の角曲がってすぐのところだよ笑」


びっくりだ
中学生の時には気づかなかった

あれ、私なんで今嬉しいって思ったんだろう…??

君の罠にハマった→←誰しも一度はあるでしょ

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