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激しく 優しい ページ19

さとみside


放課後

自分から誘っておいてAちゃんを待たせている


さ「生徒会長だからって雑用押し付けやがって…」


先生から雑用を押し付けられやっと終わらせ急いでAちゃんのもとへ向かう


心無しか体が重い気がしたが疲れているだけだろう


さ「ごめんね、待たせちゃった?」


『いえ、大丈夫です』


さ「じゃあ行こっか」



*


Aちゃんとたわいもない話をする、が頭が痛い

平静を装っているがだいぶきている


黙った俺を不思議に思ったのかAちゃんが振り向く


『…先輩?わっ!』


足に力が入らずつい倒れ込んでしまう


さ「あぁ…ごめん」


『大丈夫ですか!?』


さ「ふらついただけだから」


『でも…すごく体熱いですよ?
熱あるんじゃないですか?』


慌てて質問攻めをしてくるAちゃん

こんな時ですら可愛いと思ってしまう俺はもう末期だ


しかしそんなことを考えていても力が入らないのは変わらない

どうしたものかと思っているとAちゃんが肩を貸してくれた

重いだろうに頑張って連れて行ってくれるのが少し嬉しかった



*


『先輩、家つきましたよ』


さ「頭痛い…」


こうなったらどうとでもなれと思いAちゃんに鍵を渡す


少し戸惑っていたが察したのか鍵を開ける


『…失礼しま〜す』



静かな空間が広がる

俺は高校から親元を離れて一人暮らしをしていた


さ「俺の部屋…そこ」


こき使っているようで申し訳なかったが仕方ない


Aちゃんが俺をベッドに寝かす


『先輩、大丈夫ですか??』


さ「うん、ごめんね家まで連れてこさせちゃって
うつったら悪いしもう帰っていいよ」


すごく心配そうこっちを見ているが俺が風邪をうつしてAちゃんにしんどい思いをさせるなんてゴメンだ

それに今は熱で頭が回らない


『あの、キッチン借りてもいいですか?』


さ「ん、好きに使ってくれていいよ」


何をするのかわからなかったが好きにさせてしまおう


家に着いて安心したのか睡魔が襲ってくる



すぐに意識を手放していた

君はspider→←もう止まらない



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設定タグ:すとぷり , さとみ , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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あいす - このお話し大好きすぎて三回読んじゃいましたっ!ww 続き気になります!! (2019年12月1日 20時) (レス) id: e418d0c9d6 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - めっちゃこれを見ていたら恋したくなりましたw続き気になりますね! (2019年11月28日 20時) (レス) id: 7be200f768 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - ななさん» ありがとうございます(><)明日頃また更新できたらいいなと思ってます(^_^) (2019年11月13日 19時) (レス) id: 232bc2e01d (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして!私も恋したくなっちゃいました…(=^▽^)更新はゆっくりでもいいです。楽しみに待ってますね〜! (2019年11月6日 10時) (レス) id: 16adb3902b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - カナリアさん» ありがとうございます☆*。更新できるだけ頑張りますね (2019年10月22日 19時) (レス) id: 232bc2e01d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうな | 作成日時:2019年10月11日 16時

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