ホントに私を ページ19
リクエスト。
──────────
うちのリドルは皆さんご存知ヤンデレである。他の夢小説でのリドル・ローズハートはツンデレだったりクーデレだったり、あるいはデレデレ系もあるかもしれない。
だがうちのはヤンデレだ。
だから、しょっちゅう行動を制限されるし、彼自身を否定すれば下手すれば命にもかかわる。
今まではそれこそ慈悲深い心で許してきた。もうオクタヴィネルもびっくりよ。
だけど今回ばかりは…って言うか、今までのが溜まりに溜まってイライラが暴発してしまった。別に反省はしていない。
どういうことかというと、時は30分前に遡る。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
『じゃあ、行ってくるね』
「…待って！やっぱり危険だよ。ボクも着いていく」
『いいよ大丈夫だよ。今からじゃ外出許可も取ってないし取るにも時間かかるでしょ』
「そうだけど…！」
心配だ、とごねるリドルに、私は小さくため息をつく。
『あのね、リドル。あなたも知ってるだろうけど、私は明後日までにお父様の誕生日プレゼントを買わなきゃいけないの。
だからその為にナイトレイブンカレッジから出て街で買い物してくる必要がある。そしてちゃんと学園長には許可も降りてる。
ここまではOK？』
ムスッとしつつ、コクと素直に頷くリドル。
「でも、…キミは仮にもかの有名なロハン財閥令嬢だ。何かあったら大事だよ」
『アホか。
確かにそうだけど私はレオナさんとかカリムみたいに王子だとかそういうお偉い立場な訳でもない。世間に顔が知れ渡ってる訳でもないし、第一白昼堂々と歩いていれば気づかないもんなんだよ』
コソコソ隠れようとするから悪いんだよ。隠そうとするからみんな探そうとして見つかる。
堂々としてればいいんだよ。
「でも、万が一何かあったら」
『やかましいわ！大丈夫だっつってんのが聞こえない！？
あんたは私のことを否定するしか出来ないのかな！？いつも私にベタベタでさ、ちょっとの間も離れらんないわけ？
少しも私の意見を聞いてくれないよね、リドルって。ホントに私を愛してるのかなぁ？』
時間が押してるのと、一向に引かないリドルにイラついて思わずきつい言葉が飛び出た。
「…今、なんとお言いだい？」
『はぁ？だから自分の欲を満たすだけで、ホントに私を愛してるのか……って…！？』
しまった、怒らせた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 422人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
グミ(プロフ) - レイラさん» いえいえ大丈夫ですよ！テスト中なのにわざわざご丁寧にありがとうございます…(´；ω；｀) (2020年6月3日 20時) (
レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - グミさん» どうぞお幸せに……！うちの子あげるよ！！(いらない)あ、テスト期間とかいう地獄のせいで返信遅れました……何度も遅れて申し訳ないです…… (2020年6月2日 20時) (レス) id: c964b0c7db (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ゆゆ。さん» 怪我系ですね！了解しました！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - グミさん» いいんですか！？ありがとうございます！！重症は怪我系でよろしいでしょうか、、言葉足りなくてすみません！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 2b1854606a (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ゆゆ。さん» リクエストありがとうございます！重症というのは風邪とか病系でよろしいでしょうか？良ければそれで書かせていただきます！そうですね、作者は花○さん大好き人間ですw同士がいて嬉しいです！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：グミ | 作成日時：2020年5月4日 20時
