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…高校生と言えど、彼も男だ。私より体重は重いわけだし、身体も大きい。
女である私が彼の体重に耐えきれる訳もなく、私たちはそのまま倒れ込んだ。
『いっ…て、…!』
無防備だった私は為す術なく背中を地面にうちつけ、激痛に顔を歪めた。
『あー、悠仁…大丈夫、か_______』
起き上がろうとするも、私の肩は何かに押さえつけられ、身動きが取れない状況だった。
見上げると、何が起こっているかまるで分かっていない、?を浮かべた悠仁の顔がある。
「…うっわ…何してんのよアンタら…」
ドン引きした様子の野薔薇の声に、悠仁はハッと我に返った様で、「ん!?!?どういう事?!?!?」と辺りを見回す。
私は何故だか、
悠仁に押し倒されている形になっていた。
あー、これ五条に見られたら、確実に殺されるんだろうなぁ、と思いつつ、とりあえず悠仁、退いてくれ、と言おうとした途端、
不意に恵が、あ、と声を漏らした。
「Aさん。後ろ」
何処ぞのホラーゲームのようなセリフだが、通常通りのトーンで紡がれた恵の言葉に、私は躊躇うことなく振り返った。
なんでここにいるのとか、そんな色々な疑問の前に頭に浮かんだ言葉。
_______ヤバい、やらかした。
「…へぇ、Aってそんなことしちゃう女だったんだ」
1番ここにいては行けない男が、そこにいた。
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グミ(プロフ) - みーこ【サブ】さん» 出来ますよ!いえいえこちらこそ何度もリクエストありがとうございますー! (2021年1月8日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ【サブ】 - リクエストで、熱が出ちゃったら、ってお願いできますか??何度もすいません! (2021年1月7日 19時) (レス) id: fd540dc306 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ【サブ】 - グミさん» リクエスト、応えてくださってありがとうございます!五条先生のヤンデレ感が加速していて、すごくおもしろかったです(笑)更新頑張ってください! (2021年1月4日 8時) (レス) id: fd540dc306 (このIDを非表示/違反報告)
みどりちゃ。(プロフ) - 五条先生がヤンデレってトコが性癖にグサッと刺さって、いつも楽しみです!更新頑張って下さい! (2021年1月3日 23時) (レス) id: 2c92b3b212 (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - みーこ【サブ】さん» リクエストありがとうございますー!全然できますよ!是非作らせていただきますー! (2021年1月1日 12時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グミ | 作成日時:2020年12月3日 7時