我慢*中原中也 ページ15
中原side
「中原さん、耳かきしてあげましょう」
Aが耳かき棒を構えて、正座をしていた。膝をぽんぽんと叩いてカモンというように俺を招く
...なんで耳かき?
という疑問を抱きながら呆然と立ち尽くす
「...なんで耳かきなンだよ」
「なんとなくです!さぁ此処に寝てください!」
命令的な部下にムカついて耳かき棒を奪う。強制的に俺の膝に寝かせて、一寸固定した。
動揺したAはあたふたして動き回っている。おい、鼓膜破れてもしらねーぞ
「おい、動くなって
鼓膜破れても知らねーよ?」
スッと大人しくなった彼女にため息をつく。とことん分かりやすい奴、
耳かき棒を慎重に入れていく。耳かきする必要のないほど丹はなく、ちゃんと手入れされているのが分かる。
...それより、
「ん...んん、そこ気持ちい..」
...なんか
なんか、えろくね?
って莫迦か俺は。部下に興奮してどうする。俺ってば阿呆だな!
「おーい、次綿棒な」
「はい...っん、んん...」
耐えろ。俺耐えろ。ここで襲ったら水の泡だぞ俺。つかなにが水の泡なんだ
此奴の所為で頭が回らなくなった俺は、綿棒を耳のなかで行ききさせる。その度に気持ちよさそうに彼女は甘い吐息を吐いた
「あー、くそが!!」
「っはぁ、?」
勢いで俺は彼女を押し倒した。素敵帽子とやらを放り投げてしまう。もう、彼女を食べてしまいたかったから、
「...中也さん?」
「手前ェが悪ィんだからな。俺は耐えようと頑張ったのに」
なにも文句は言わせない
水の泡にしたのは、手前なんだから
---
こねこさんからのリクエストでした。本当にすみませんリクエストしてくださったのにこれも書いてなくて!!最低以外の何者でもないですごめんなさい
あとこれは音フェチの耳かきの動画聞きながら書いたんですよね。あは(どうでもいい)
1885人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マシュマロ君 - よし、好きだ(?) (12月7日 22時) (レス) @page5 id: dadbcbff17 (このIDを非表示/違反報告)
夜乃 - 好きです(突然の告白 (10月23日 22時) (レス) @page32 id: 22ab75ff6b (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 乱歩ちゃんが可愛すぎる。。。 (2023年3月14日 22時) (レス) @page8 id: a35ce8017e (このIDを非表示/違反報告)
雨色の水滴 - 乱歩さん……イイネ (2023年1月22日 10時) (レス) @page3 id: a4e9a44c2e (このIDを非表示/違反報告)
neko - 乱歩さん、これは一体? (2020年8月20日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ