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そんな1日を終えて
みんなで帰路に着いた時。
スマホを開くとそこにあったAちゃんからの着信とメッセージ。
「ちょっとごめん、
先いってて」
立ち止まってそれを確認すれば
家の都合で1日帰るのが早くなった
という内容で。
1日早いということは、明日の朝帰るってこと？だよね。
てことは。
スクロールして続きを読めば案の定
花火大会に行けなくなっちゃったというメッセージ。
「まじか…」
今の時間は21時。
最後にやっぱり想いを伝えたくて。
「ね、この間の花火。
まだ余ってたっけ？」
「え？どしたの？」
「確か線香花火だけ、残ってんじゃね？」
「どこしまった？」
「んーー、説明しづらいわ。
とりあえず急いでるんでしょ？
一緒に走るわ」
他のみんなに荷物を預けて
はしもっちゃんと2人家まで走る。
.
「確かに、これはわかんないわ」
「はい、頑張って」
なんとも言いづらい押入れにしまわれた
余りの線香花火とライター。
お礼を言って、今度は彼女の家の方に走る。
この時間になれば
もうあたりは真っ暗で。
かすかな記憶と、大体の方向だけが頼り。
あ、あそこだ。
スーパーに行った時に見たAちゃんち。
息を整えて、彼女の家に向かって歩く。
もうすぐってところで、ちょうどスマホの着信がなって、取り出すと
Aちゃんからで。
「もしもし」
『もしもし？あの、今時間いい？
話したいことが…』
「俺も。
話したいことあって。
Aちゃんちの前来ちゃったんだけど」
『え？！』
びっくりする声と、
ガラっと窓の開く音。家の方を見れば
スマホを持ったAちゃんが窓から顔を出していて。
『、ほんとにいる…』
「うん」
すぐ行くから、という返事のあと
目の前のドアが開いて。
いつのまにか、愛おしいほどに
会いたくて仕方なくなってたAちゃんが目の前にいる。
「一緒に、線香花火しよ？」
.
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みーま(プロフ) - 最後においシャンの歌詞でてきてやられました……🤦♀️作ちゃんの良さめちゃくちゃ詰まってます！！ありがとうございます！！！ (7月27日 14時) (
レス) @page41 id: e266a86186 (このIDを非表示/違反報告)
hiレベルな小５ - こんな素敵なお話ありがとうございました！ (2020年2月17日 18時) (レス) id: 62d5677c5a (このIDを非表示/違反報告)
ちゅっきー(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！^ - ^ (2019年8月26日 2時) (レス) id: c0a7664ca3 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - 面白かったです！《*≧∀≦》私の暇な夏休みにぴったりなお話でした！ (2019年8月22日 19時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はいはいこらぼ
x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年8月13日 22時
