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来ない。
こないこないこないこない。
「作ちゃん、ドンマイ。」
友達のことをなんだと思ってるんだか。
ニヤニヤしながらドンマイ。という優斗は悪魔だ。
2人でお話ししたあの日から数日彼女は全くお店に来てくれなくて。
それで初めて、俺は彼女の連絡先どころか、名前すら知らないことに気づいた。
「作間、ちょっと買い出し行ってきてよ」
「おれ？」
「気分転換にさ。」
もちろん仕事だし、断るわけには行かないし。
たしかに彼女が来ない海の家なんて
全然楽しくないのも事実だから。
「あの子きたら、教えてね」
そう伝えて、海の家から少し離れたスーパーに向かうことにした。
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日陰担当に渡されたメモ通り、材料を買って
さあ帰ろう。と荷物を持った時
『作間！くん！』
ずっと探していたその声が聞こえて、振り向くと、自分よりももっと重そうな荷物を持った彼女。
「あ！！あの、」
『あれから、おばあちゃんが夏風邪で寝込んじゃって、お店に行きたかったんですけど、行けなくて』
「全然！大丈夫」
嫌われたのかも？という心の中の不安が消えて、
「よかったら、荷物持ちます」
『え？大丈夫…』
彼女の返事を聞く前に
２つ持った袋の重そうな方を持ってあげる。
自分にしては攻めたな、なんて思ったり。
『ありがとう』
と笑顔で応えてくれて。店番してるみんなには悪いけど、ちょっと寄り道していくわ。
と、海の家とは反対方向の彼女の家へ。
「あのさ、名前、なんていうの？」
『Aです』
「Aちゃん」
『作間くんは、下の名前…』
「あ、龍斗。です。」
『龍斗くん』
都会とは違うカラッとした暑さの中
2人歩く景色は最高で。
それだけで、デートをしてるような、そんな気分になる。
『龍斗くんは、海入った？』
「いや、まだ。
Aちゃんは？」
『私もまだ。1人じゃ入りづらいなと思って』
「明日さ」
『ん？』
休みだから一緒に…なんて。
いきなりすぎて引かれるよね、ヘタレな自分がこういう時に邪魔をしてくる
『おばあちゃんち、あそこだから！』
スッと軽くなった片手
"ありがとう"と笑うAちゃん
手を振った彼女に、本当に何もしなくていいのか？ともう一度自分に問いかける。
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「あの、明日。
よかったら一緒に海行かない？」
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みーま(プロフ) - 最後においシャンの歌詞でてきてやられました……🤦♀️作ちゃんの良さめちゃくちゃ詰まってます！！ありがとうございます！！！ (7月27日 14時) (
レス) @page41 id: e266a86186 (このIDを非表示/違反報告)
hiレベルな小５ - こんな素敵なお話ありがとうございました！ (2020年2月17日 18時) (レス) id: 62d5677c5a (このIDを非表示/違反報告)
ちゅっきー(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！^ - ^ (2019年8月26日 2時) (レス) id: c0a7664ca3 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - 面白かったです！《*≧∀≦》私の暇な夏休みにぴったりなお話でした！ (2019年8月22日 19時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はいはいこらぼ
x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年8月13日 22時
