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もちろん海の家の前にある浜辺から見る人が多い
というか、そういう人がほとんどで、今日はいつも以上に忙しかった
「おい、優斗。顔がにやけてるぞ」
「えへへ」
ぼーっとすると、頭に浮かぶのは
暑さのせいか頬を赤らめながら
嬉しそうに頷いた彼女の姿
俺は、それを糧に、バチバチと上がる花火を背にしながら、せっせと働いた
「キモい」
「おい！猪狩！！！」
瑞稀くんとそうやんに
なんか言われたけど、そんなことは関係ない。
今は、ココにいない作間を恨むのをどうにかして抑えることと、店が閉まるまで必死に働くことが最優先だ
もう、アイツらになら変態扱いされてもいい。
「お疲れ様でした！」
そしたら、あっという間に日は沈んで行って
まだ店に残っていた、はしもっちゃんの叔父さんにそう言うと
楽しんでこいよ！とグーサインを貰った
さっきも
叔父さんに一応、浜辺で花火をしていいのかを確認したら、許可どころか花火までくれちゃって。
なんだろう、あーいう男らしい優しさを
持っている部分、はしもっちゃんに似てる
あの思いやりの心は遺伝子だったのか、
『あ！優斗くん！』
チャッカマン、バケツと花火を片手に
待ち合わせの目印にした木にもたれかかって携帯を触っていれば、遠くから俺を呼ぶ声がする
振り返って、夏の薄暗い中
目をよく凝らしてみると
Aちゃんが手を振っているのが見えた
『待たせちゃってごめんね、』
「ううん、俺も今来たところ」
ようやく、君をちゃんと見ることが出来る距離になれば
俺の顔が熱くなるのを感じた
いやいや、
真っ白のワンピースはズルいだろう…
いつも真っ直ぐな髪も、
今日はクルクルしてるしさ。。
やばい、本当に可愛すぎる、
ついつい頭を抱えそうになったけど、なんとか持ちこたえて
袋から花火を取り出し、その先に火をつけた
そしたら、
勢いよく散りだした火花は
砂浜へ綺麗に舞っていく
『わぁ、見てみて！』
「うわ！すげぇ！」
『きゃー！すごいすごい！』
高いところにある電灯と、
2人が持つ花火の光だけが俺らを照らす
まさに、ふたりだけの海
「おい！こっち向けんな！！」
『ひゃー！』
「もう、Aちゃん！！」
『ふふっ。やばい、楽しい！』
君が思いのままはしゃぐから
俺だって心から笑えるし、
この時間が一生続けばいいのにって、そう思った。
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みーま(プロフ) - 最後においシャンの歌詞でてきてやられました……🤦♀️作ちゃんの良さめちゃくちゃ詰まってます！！ありがとうございます！！！ (7月27日 14時) (
レス) @page41 id: e266a86186 (このIDを非表示/違反報告)
hiレベルな小５ - こんな素敵なお話ありがとうございました！ (2020年2月17日 18時) (レス) id: 62d5677c5a (このIDを非表示/違反報告)
ちゅっきー(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！^ - ^ (2019年8月26日 2時) (レス) id: c0a7664ca3 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - 面白かったです！《*≧∀≦》私の暇な夏休みにぴったりなお話でした！ (2019年8月22日 19時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はいはいこらぼ
x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年8月13日 22時
