強火室担の紅一点は黄侍の妹 Part9

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「ちょこっと覗くだけやから」


康二『分かりました』


「じゃあ」ﾌﾟﾂｯ



龍太「ﾊｧｯ…」ﾌﾗｯ


「うわっ…もう…大丈夫ちゃうやろ」


龍太「ﾊｧｯ…だいじょぶ…」


「しんどい？」


龍太「…ん…」


「しんどいんやろ？もう…無理せんの」


龍太「…しんぱい…かけたくない…」


「…そっか。じゃ少しソファーに横になろ」


龍太「…ん…」


「眠いなら寝てええからね」


龍太「…ん…」



大智「お嬢…ホンマに連れてくんか？」


「しゃーないやん。位置確認もせなアカンし振りとかもそうやし…」


文一「やらせんよな」


「やらせる訳ないやん」


文一「ならいいわ」


「おん」


薫太「お嬢…見つからんよ」


「うーん……」


崇裕「なかなかないな…」


将也「多分ここら辺はないよ」


「そうなん？」


将也「うん。大体お昼からやからね」


「そうか…」


将也「でも、早くて、8時からやってる所もあるよ」


「そこどこ？」


将也「えっと…京都府立医科大学附属病院」


淳太「大学病院？」


将也「うん」


「住所分かる？」


将也「うん。ちょっと待ってて」


「おん」


ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ


薫太「良かったぁ…」


「うん」


政氏「ただの風邪やとええけど…」


「そやな…インフルとか嫌やろ」


大智「ここに居る人全員が伝染る可能性あるよな…」


「…そやな」


ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ


将也「お姉ちゃん」


「ありがと。薫太、龍太連れて来て」


薫太「了解っ」


政氏「飯ラップしとくで」


「お願い。結果分かったら連絡する」


淳太「おう」


ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ


将也「…珍し」


崇裕「そうなんか？」


将也「うん。ストレスかなぁ…」


大智「多分な」


将也「そっか」







楽屋


大吾「龍太くんは？」


康二「風邪かも…って」


丈「え？」


康二「姐さんと居るらしいけど…収録は無理やって言うてて…稽古は少し連れてくって」


真鳥「大丈夫なん？」


康二「アカンと思うけど…」


大吾「そやな…けど収録は集中せな」


康二「…うん」


大西「大丈夫やって！」


康二「…そやな」


末澤「大丈夫」


康二「うん…」



〜収録終わり〜



大吾「康ちゃん行くよ！」


康二「あ、おん！」



車中


丈「康二、大丈夫か？」


康二「…うん」


末澤「不安やねんな？」


康二「…おん…」


真鳥「…大丈夫やって」


丈「あの人もプロやし…すぐ治すと思うで」


康二「…おん」

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