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淳太「丈や真鳥も分かるやろ?今と昔、どれだけ龍太が変わったのか」
丈「…はい…」
真鳥「…めっちゃ変わったと思う…それこそボケからツッコミっていうのもそやし…」
崇裕「…そやろ?今のお前らを見たら…またアイツ無理する。俺のせいや…って責任感じて。明るく振る舞うと思う」
康二「…もう…分かんないです…」
シゲ「康二…」
康二「何が龍太くんの為になるのか…何が…アカンのか…分からへん…」
崇裕「無理して頑張らんくてええねん」
康二「え…?」
崇裕「…龍太は康二やから任せたのかもしれへん。康二と自分を重ねて見てるから」
康二「それ…」
崇裕「似てるからな。康二と龍太」
大吾「えっ…?」
康二「…龍太くんに言われた事ある…」
大吾「そうなん?」
康二「康二見てると昔の自分見てるみたい、って…」
照史「境遇が似てるからな」
康二「龍太くんが…俺にさぁ…「周りの人が居なくなって…昔は康二みたいに甘える立場やったからさ…お兄ちゃんも、頼りにしてた先輩も辞めて、仲良い人達も辞めて…自分も流れに乗って辞めとけばよかったかな?って考える事もあった。けど…唯一、文一くんが残って…頑張ってる姿を見て、後輩をまとめてる姿を見て…俺も頑張ろう、って思った。辞める勇気がなくて…続けるしかなかった」って言うててさ…俺も…兄ちゃんが辞めて、仲良かった人や…柊真が辞めて…紫耀と廉も東京に行って…辛かった…しんどかった…」
シゲ「康二…」
康二「それに…「しんどくなる時もあるし、苦しくて、辛くなる時もある。だから治療もしなきゃアカンしさ…苦しくても耐えなきゃアカンねん。康二が傍に居ってくれるだけで俺は楽になるし病気の事も忘れられるくらい楽しいねん」って言うてくれて…自分がどれだけ大変なのか…どれだけ深刻な状況なのか分かってるくせに…他の人の心配して…また自分が辛くなるような事して…見てるこっちも辛かったんや…」
流星「そか…」
崇裕「でも…頑張ってんのは事実やからな」
照史「うん」
崇裕「…龍太が、何で笑顔で居てほしい、って願うのか分かる?」
大吾「えっ…?」
崇裕「…自分のせいで泣いてほしくないからやで」
照史「死ぬまでは泣かんといてって言うねんで?龍太」
丈「そんな…」
照史「だから、お前らがこんなんやとアカンねんて」
真鳥「…そやな」
照史「…今の最年長は真鳥、お前や。お前が指示してお前がまとめなアカン」
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むにゃむにゃ団子 - 君の膵臓を食べたい、、、、、、、、、、、、、、、、、? (2019年10月19日 9時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年8月29日 2時