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照史「俺だって難聴になった時嫌になった。音が聞こえへん、これからどうなるんやろ…って」


龍太「うん…」


照史「…そういう時こそ、人に頼るんやで」


龍太「…っ…」


照史「家族に頼れへんなら、俺らでもいい。仲の良い薫太とかさ」


龍太「…どうやって頼ればいいんかな…」


大智「…頼り方を知らんのかぁ…んー…辛い時とか苦しい時に、素直に言えばええねん」


龍太「え…?」


大智「辛いなら辛い。苦しいなら苦しいって言えばええねんて」


照史「そしたら周りの人は助けてくれるからさ」


龍太「…っ…」


大智「…大丈夫や。お前は治るから」


ギュッ


龍太「…うんっ…」


大智「泣きたい時に泣いた方が楽になるからな」


照史「そやで?辛かったり苦しかったら泣くと気が楽になんねんで」


龍太「…ありがと…」


大智「何でも言うてな?」


照史「俺ら同い年やし言いやすいやろ?」


龍太「うん」


大智「ま、仕事の時は照史に言えばいいわ。暇な時に連絡してくれたら俺出るし」


龍太「おんw」


照史「笑ってたらガン細胞なくなるからな」


大智「大切やでー?笑顔」


龍太「おんっ」







稽古場


ガチャバタンッ


康二「あ、るーたくーん!!!」


ギューッ


龍太「いたたたっ…」


大吾「康ちゃん…w」


康二「会いたかったでー!」


龍太「はいはい…w」


丈「大丈夫なん?」


龍太「検査入院やったからさ。もう大丈夫」


丈「そっか」


康二「痩せたやろ?」


龍太「…病院のご飯美味しくないもん…」


康二「だからって食べなアカンて!元が細いねんから!」


真鳥「ま、確かに美味しくないとは聞くけどなw」


古謝「まぁ…w」


龍太「ホンマに美味しくない」


康二「もうー…」


龍太「ふふw」



ー稽古終わりー


康二「疲れたー…」


龍太「はぁ…」


大吾「しんどっ…」


丈「ふぃー…」


康二「ご飯行こ!」


龍太「嫌や…もう疲れた…」


康二「むーっ…」


大吾「また今度行こうやw」


康二「ほーい…」










ガチャバタンッ


室母「おかえり」


龍太「ただいま。お兄帰ってきてんの?」


室母「うん」


龍太「ふーん…」


将也「あ、お兄。…何か…痩せた?」


龍太「病院のご飯美味しくないもん」


将也「食べへんかったん?」


龍太「美味しくないねんもん」


将也「もう…w」


室母「じゃあご飯作るね」


龍太「うん」


ガチャバタンッ


龍規「あ、龍太。おかえり」

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むにゃむにゃ団子 - 君の膵臓を食べたい、、、、、、、、、、、、、、、、、? (2019年10月19日 9時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年8月29日 2時

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