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龍太「康二にそんな思いさせたくない」
康二「でも…」
龍太「俺も1人で闘ってる訳じゃないよ。皆が居てくれるから闘えるんやで」
康二「…龍太くん…」
龍太「…俺さ、康二がシンメで…よかった」
康二「え…」
龍太「周りの人が居なくなってさ…俺も昔は康二みたいに甘える立場やったから」
康二「そっか…」
龍太「…お兄も、頼りにしてた先輩も辞めてさ、仲良い人達も辞めて…俺も流れに乗って辞めとけばよかったかな?って考える事も…あったよ。けど…唯一、文一くんが残って…頑張ってる姿見て、後輩をまとめてる姿を、見て…俺も頑張ろう、って思ったもん」
康二「…そうやったんや…」
龍太「うん。…でも…辞める勇気なんてないし、続けるしかなくてさ」
康二「うん…」
龍太「…康二見てるとさ…昔の自分を見てるみたいで少し嫌になる」
康二「なっ…酷いな…」
龍太「俺もこんな感じやったなぁ…って」
康二「むぅ…」
龍太「ふふw」
康二「…俺、龍太くんの笑い声は人を幸せにするってラジオの時言うたけどさ」
龍太「うん」
康二「…ホンマにそう思ってるから」
龍太「そうなん?」
康二「うん。…でも…龍太くんがボーリングに行った話は何やねん…」
龍太「ふふ…w」
康二「高橋と大橋と大吾も誘ってさぁ…俺は誘われてへんしさぁ…」
龍太「…じゃあ…俺の病気が治ったら行こ?約束」
康二「おんっ。あ、そろそろ帰るな?」
龍太「うん。またね」
康二「おん」
ガラガラ
龍太「…ふぅ…」
ー数日後ー
ガラガラ
龍太「あ、丈」
丈「寂しがり屋な龍太くんの為に来たで」
龍太「帰らせるで?」
丈「ごめんごめんw体調はどうなん?」
龍太「うーん…まぁまぁかな」
丈「そっか」
龍太「1人なん?」
丈「あー…あとから正門と大橋と流星が来るで」
龍太「え、そんなに来るん?」
丈「おん」
龍太「そ」
丈「…なぁ」
龍太「ん?」
丈「…来年も…再来年も居るよな」
龍太「…うん」
丈「よかった…漫才とかやる時さ…龍太くん居らな成り立たへんからさ」
龍太「別に丈やってツッコミ出来るやん」
丈「龍太くん程ちゃうって。…それに…何か困った事あると龍太くんにしか聞けへんし」
龍太「そう?」
丈「うん。歴は1年しか変わらんけどさぁ…年齢的には龍太くんの方が7つ8つ上やからさ」
龍太「そやな。だって入ったばっかりの丈は可愛かったもん」
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むにゃむにゃ団子 - 君の膵臓を食べたい、、、、、、、、、、、、、、、、、? (2019年10月19日 9時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年8月29日 2時