検索窓
今日:32 hit、昨日:6 hit、合計:85,591 hit

23 ページ23

.

康二「…ずっと…ずーっと傍に居ってや」


龍太「…俺もずっと康二の傍に居りたいよ。でも…しんどくなる時もあるし、苦しくて、辛くなる時もあるよ。だから治療もしなきゃアカンし…苦しくても耐えなきゃアカンねんで。康二が傍に居ってくれるだけで、俺は…楽になるし、病気の事も忘れられるくらい、楽しいねん」


康二「龍太くん…」


龍太「だから…最期まで舞台に立ちたいって思うねん」


康二「…俺、龍太くんの事精一杯支えるから辛くなったり苦しくなったら何でも言うて」


龍太「ふふ…wおん」


康二「あ…そろそろ帰るな?また明日来る」


龍太「待ってる」


康二「おん!じゃあね!」


龍太「うんw」


ガラガラ


龍太「はぁ…」


??「どーした」


龍太「別に…あと何回、皆の周りに居られるかなぁ…って考えてた」


楠「…そか。…俺も全力を尽くすからさぁ…頑張って生きてくれよ」


龍太「俺も頑張るけどさ…俺が死ぬか生きるかは先生の腕次第やろ?」


楠「怖い事言うなよぉー…これでもプロなんやから大丈夫やって」


龍太「どーやろね」


楠「…大丈夫や。俺が助けたる」


龍太「…期待してる」


楠「おう」





ー数時間後ー


ガラガラ


龍太「ビクッ! こう…じ…?」


康二「やっほ」


龍太「何で……今何時やと思ってんねん…」


康二「…無性に龍太くんに会いたくなって…来ちゃった。アカンかった?」


龍太「アカンくないけど…すぐ帰れよ」


康二「おんっ」


康二は龍太の傍に行く


康二「…なぁ」


龍太「ん?」


康二「怖くない?病気になって…手術とかもしてさ…」


龍太「…怖くないよ」


康二「何で…?」


龍太「だって皆が居るから。皆が笑顔で居てくれるだけで俺は頑張れるから」


康二「…じゃあ…俺、ずっと笑顔で居る!」


龍太「おんw」


康二「…俺、柊真も紫耀も居らんくなった時龍太くんにめっちゃ助けられた」


龍太「え?」


康二「…紫耀とか柊真に甘えててさ…大吾も流星も下で甘えられる立場じゃなくなって…文一くんとか龍太くんが居て…俺…めっちゃ安心した。責任とかを…1人じゃなくて、皆で背負えば何も怖くなんかない、って」


龍太「…うん」


康二「…だから…龍太くんの辛さや苦しみを少しでもいいから俺に分けて」


龍太「…康二…」


康二「それで龍太くんが楽になるなら…俺は何だってするよ」


龍太「…ありがと。気持ちは嬉しいよ」


康二「え…?」

24→←22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

むにゃむにゃ団子 - 君の膵臓を食べたい、、、、、、、、、、、、、、、、、? (2019年10月19日 9時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年8月29日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。