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龍太「…きっと泣くと思う。俺が死んだら」


楠「…そか」


龍太「うん。だから…渡してな」


楠「分かったよ」


龍太「うん」



ー数日後ー


ガラガラ


龍太「康二!」


康二「やっほ。暇やから来たで」


龍太「どうしたん?」


康二「ん?検査入院って聞いてさ、龍太くん寂しがり屋やから来たんやで」


龍太「お前来たいだけやろ?」


康二「バレた?wでもまぁ…いいやん」


龍太「まぁ…」


康二「どーなん?体」


龍太「うーん…普通かな」


康二「そっか。また痩せたんとちゃう?」


龍太「そうかな?w」


康二「元が細いからもっと太りーや」


龍太「んー…夏になると食欲失せるもん」


康二「そーは言うてもさぁ…」


龍太「ふふっw」


康二「もう舞台もさ、終わってるし?あと…秋コンの稽古くらいやけどもぉ…」


龍太「そーやな」


康二「てか、ターンの時にコケた時めっちゃ焦ったんやからね」


龍太「ごめんごめん。俺もビックリしたw」


康二「笑い事ちゃうって…」


龍太「ふふっw」


康二「大ちゃんもビックリしてたしさ…」


龍太「…ガタきてんのかな?」


康二「……もっと一緒に居たい。俺…ずっと龍太くんと一緒に居たいよ」


龍太「俺も一緒に居たいよ。でもねぇ?」


康二「ねぇ?じゃなくて…」


龍太「だって病気やねんもん。…しゃーないやんか」


康二「そーやけどー…」


龍太「でもまぁ…治ったらいいなぁ…くらいやけどね」


康二「治してや」


龍太「頑張るけどねw」


康二「…とれ関でさ、歌った曲」


龍太「分かってるよ。明日を一緒に、やろ」


康二「うん…明日の事なんて分からへんけど怯えてたらアカン、今の自分を大切にして?でも…たまに怖くなったら…傍に居るから、今を生きて?大丈夫!俺が龍太くんの支えになるから。何も言わんと、傍に来て?その時は暖めてあげるから黙って傍においで。何も怖がらずに明日を一緒に歩こ?んでさ、いらんもんは置いて、重たい荷物やったら…俺が持ってあげるからさ?」


龍太「…康二らしいね」


康二「そぉ?」


龍太「うん。何か…勇気貰えたもん」


康二「ホンマ?よかったー」


龍太「ふふっw」


康二「…なぁ…龍太くん」


龍太「ん?」


康二「俺さ…龍太くんの分まで頑張るよ」


龍太「康二…」


康二「…小さい子たちのお世話もするしさ、まとめるのとか…俺もやる」


龍太「…助かる」


康二「うん。苦労させへんからさ、もう少しって言わんけど…」

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むにゃむにゃ団子 - 君の膵臓を食べたい、、、、、、、、、、、、、、、、、? (2019年10月19日 9時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年8月29日 2時

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