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照史「困ったら何でも聞くといい。けどな、負担になる事はダメ」
大吾「はい」
康二「分かりました」
大吾「龍太くん寝られてへんのかな?」
康二「何で?」
大吾「だってこの間も寝てたやん」
康二「あぁ…そやな」
大吾「康ちゃんの膝枕で寝てたんすよ」
照史「え?嘘やん」
大吾「ホンマですよ」
照史「うわー…信じられへん」
大吾「ははっw」
康二「…あのさ…」
大吾「ん?」
康二「るーたくんには言わんといてって言われたんやけど…」
大吾「うん」
康二「この間寝てたの…眠たいからちゃうんよ」
大吾「え?」
康二「俺が行った時にはもう居って…」
大吾「うん」
康二「ちょっと体調悪いって…腕で顔隠してソファーに寝とってん」
2人「!?」
康二「だけど…心配かけたくないからって…言うなって言われて…」
大吾「もう…」
康二「るーたくんには言わんといてっ…」
大吾「けど…」
康二「傷付けたくないから…」
照史「…康二がそう言うならそうしたり」
大吾「…はい…」
ー数十分後ー
ガラガラバタンッ
照史「あ、室くん」
龍規「おう、照史たち居ったんか」
照史「まぁ…結構前から」
龍規「そっか」
照史「…どう…なん?家やと」
龍規「…普段と何の変わりもない。しんどいとか、キツいとか、辛いとか…弱音吐かへんからさ?昔から」
照史「確かに聞いた事ないけど…」
龍規「唯一、同い年の照史でも言わんやろ」
照史「うん…」
龍規「俺ら辞めて、文しか居らんけど…文もあんま聞かへんて言うてたし」
照史「そっかぁ…」
龍規「…文も居らんくなって後輩しか居らん今やから余計言えへんやろし」
康二「そーですよねー…」
龍規「うん」
大吾「龍太くん、僕らに笑っててほしいって言うたんです」
照史「え?」
大吾「周りが元気じゃないと嫌やからって」
康二「俺らが元気やったら治療も頑張れる、って言うてたから」
龍規「…そーいう奴やで。龍太って」
康二「そうなんですか…?」
龍規「うん。心配かけたくないからって言うて無理に明るくしたりさ?」
照史「…室くんにも言わへんの?」
龍規「俺に言う訳ないやろ」
照史「それもそうかw」
龍規「逆に聞くけど、龍太が俺に言うてる所想像してみ?出来へんやろ」
照史「出来へんw」
龍規「せやろ」
康二「てか室くん仕事大丈夫なんすか?」
龍規「おん。終わったからね」
康二「あー…」
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むにゃむにゃ団子 - 君の膵臓を食べたい、、、、、、、、、、、、、、、、、? (2019年10月19日 9時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年8月29日 2時