白鳥沢学園のマネ 4 【ハイキュー！】【白鳥沢学園】 (ページ48)

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白鳥沢学園から両親の車で30分。そして、そのまま飛行機で約1時間半。約2時間の移動で両親も私もへとへと。動くことしか知らない目の前の視界に目が回った。

北家へと着くなり荷物を下ろした。

『お邪魔すんでー』

「はいはい、ゆっくりしてってな」

いつも穏やかなおばあちゃん。信介に近い何かを感じる。まぁ、従兄弟である私とは何か一線を引くものがあるのだけれど。

現在の時刻は3時42分。
今から稲荷崎に行っても練習は始まっているのだろうか。部外者の私が先についても意味無いか。練習が始まったら信介にメールしてもらおうか

『みかん食べていいー？』

「あぁ、良かよ〜」

たーんと食べてな。というおばあちゃん。まじ優しい。好き好きリンゴはーと。なんてふざけて思っていると信介の部屋を見つけた。おおーと、これは何か見てはいけない部屋な気がする。

まぁ、玄関に親族総出で撮った写真が飾られているあたり、愛を感じる。なんで、その時にひーちゃん(火焼)がいたのかは覚えていないが。

___まじで何で、、？

なんて、考えていると

purururu

と聞きなれた着信音。それと共に映っているのは私と同じトプ画をしているもう一人の人。あいつしか居ないだろう。

『もしもーし』

《もしもし。もう着いたんか？》

『そうよー、今ねー、北家でみかん食べてる』

《ご近所さんからたくさん貰ったんよ。、
今から稲荷崎まで来れるか？》

『道が分からないから迷うかも』

《はは、そう言うとおもーてたわ。
そいなら迎えに行くな。
待っときいや。》

『あんがと！待ってるね！』

久しぶりの声に落ち着きがでる。ゆっくりと待っておこう。まぁ、ジャージには着替えるがそれはもちろん白鳥沢ではない。信介のタンスから掘り出した物だ。後で怒られそうではあるが着るものがないので仕方がない。

『てか、でかくね？』

あんなに大きかったけ？

なんて思いながら信介の到着を待つ。稲荷崎のメンバーにも会えることにワクワクが止まらない。

メモ用紙とペンと、、何がいるっけ。
応急処置用のボックスはあるだろうし、、間食用のみかんでも持っていこうかw

なんて微笑んでいると、
両親から気持ち悪って言われた。

泣くぞ