脳漿炸裂ボーイ４【跡部 景吾】

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んだよそれ。






だとしたらこれはマネージャーになれではないじゃんかよ。






俺様の女になれと変わんねぇじゃんかよ！






なによりもえげつない束縛じゃんかよ！！






くっそ、どこまでも卑怯な男だ。






私が少しテニスの魅力に溺れかけているのを利用してくるとは

非道極まりない。






この男は部長でもパフォーマーでも無かった。






やっぱり大魔王である。






もういい。






あーだこーだ言っていてもこの状況は変わらない。






こうなったらこのひと夏は彼に捧げよう。






どう転んでも結局この道を選んだ私が悪いことに

変わりないのだから文句を言う筋合いも権利もない。






「……あの、跡部先輩」






「なんだ？」






「……10分、ください」






投げやりにそれだけ言い残してその場を立ち去り、

先程の先輩に失礼な発言を繰り返したことを平謝りした。






そこで、彼女に言われた。






「……辛くなったら、こっそり私のところにおいで。

話くらい聞いてあげるよ」






全てを悟って放たれたであろう彼女の優しさに

全米ならぬ、全私が泣いた。






本日の精神崩壊ワード
「辛くなったら、こっそり私のところにおいで」

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