轟焦凍×敵と遭遇 ページ14
今日は久しぶりに一人で歩く帰り道。
焦凍は先生に呼ばれて遅くなるって。
やっぱり、一人だとつまんないな……
「つまらなそうな顔してるね。」
えっ？
私の心を見透かしたような声が、聞こえた気が。
気のせい、だよね……？
何だか怖くなって、足を速める。
「ちょっと、無視すんなよ。」
「ひっ…！？」
目の前に現れたのは、敵と思しき人物。
「何ですか！？ つっ、通報しますよ！」
「したいなら御自由に。」
「つ……っ！」
スマホを持った手を、銃で撃ち抜かれる。
撃たれた箇所から、血液が流れ出す。
利き手じゃなくて良かった。
これぐらいで怯んでいちゃ、ヒーローは務まらない。
「俺はヒーローなんていう存在が大嫌いなんだよ。 雄英なんて、特にな。」
「生徒一人守れないってなったら、雄英高校はどうなっちゃうのかなぁ？」
「しかも、弱そうな女の子が一人。 絶好のチャンスじゃねぇか。」
「……あんまり、ナメないでください。」
そんな勝手な理由で、雄英を潰そうとしてんのか。
私の頭の中に怒りの感情が芽生える。
実際に戦ったことはないけど、対敵の訓練なら数え切れないほどしてる。
敵一人に簡単にやられるほど、私も弱くはない。
私は目の前の敵に向かって走る。
「さすがに避けられる、か……」
すぐに次の攻撃を繰り出す。
「え……っ？」
気がつけば、私の両腕は身体の後ろで拘束されていた。
バランスを崩し、地面に倒れこむ。
「何も考えず一人で突っ込んでくるほど、俺も馬鹿じゃねぇよ。」
顔を上げると、さっきとは違う敵が立っていた。
目の前の敵に夢中で、もう一人いたことに全く気づいていなかった。
自分の身も、自分で守れないの……？
目に涙が滲む。
「さて、と…… 後はコイツを始末するだけか。」
怖い、怖い、誰か……
さっきまでの強気な感情とは一転、私の脳内は恐怖で埋め尽くされていた。
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桜 - 誕生日になったら，お祝いしたいです (4月11日 17時) (
レス) @page34 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 作者さんの誕生日は，いつですか？ (4月11日 17時) (レス) @page34 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 轟焦凍×爆豪勝己×激甘の続きがほしいです。お願いします。 (4月11日 16時) (レス) @page17 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
レミー - リクエストで，死柄木や荼毘をヤンデレにして欲しいです (2023年2月4日 6時) (レス) @page34 id: 069b817a50 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ドキドキしすぎて涙でそ… (2023年1月25日 21時) (レス) @page28 id: b271341cb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさもっち。
| 作成日時：2018年7月29日 1時
