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「実はね、私、1学期の間悪口言われてたっていうか……」
「……え。」
切島くんの顔が、、いつもの明るい笑顔から、真面目なものに変わる。
「大したことじゃないんだけどね？」
「サポート科に、切島くんのことが好きな子が3人？かな、居たらしくて。」
「それで、切島くんと付き合ってる私に、わざと聞こえるように悪口言ってたっていうか。」
「ホントは別の人が好きなのに、切島くんのこと、弄んでる、みたいな……」
切島くんと付き合い始めた時。 廊下を通った時に、私の名前が聞こえた。
最初は気のせいかと思ったけど、だんだん私に聞こえるような大きな声で言ってきて。
"Aって、切島くん以外に好きな人いるらしいよ〜"
"えっ、じゃあ切島くんは遊びってこと！？"
"サイテーじゃん。 切島くんかわいそ〜"
私は走ってその場から逃げだした。
その時の辛い気持ち、悔しさが頭の中にフラッシュバックする。
「私は、切島くんのこと、大好きなのに……」
「……許せねぇ。」
「こんなに頑張ってるAのこと、馬鹿にするなんて。」
切島くんに抱きしめられる。
「お前がこんなに辛い思いしてんのに、気付いてやれなくてごめんな。」
「我慢しねぇで、泣いていいぞ。 本当に辛い時は、泣いたっていいんだ。」
その瞬間、今まで堪えていた涙が溢れ出した。
「きり、しま、くん……ぅ、あ……」
こんなに泣いたのは初めてかもしれない。
切島くんは、私の背中をさすって、私を落ち着かせようとしてくれていた。
その温もりが、モヤモヤした気持ちも消し去ってくれるようだった。
「今度また何かあったら、すぐ俺に言えよ？」
「ソイツらのこと、懲らしめてやるからよ。」
「ふっ、懲らしめるって……！」
「何だ〜？ なんかおかしいか？」
「今日はありがとう、切島くん。」
「おう。 大好きだ、A。」
私たちは、惹かれ合うように唇を重ねた。
「そうだ！せっかく夏休みなんだから、どっかいこうぜ！」
「うん！」
切島くんがいるから、これからずっと大丈夫。
そんな風に思えた。
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にぼし様、リクエストありがとうございました！
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桜 - 誕生日になったら，お祝いしたいです (4月11日 17時) (
レス) @page34 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 作者さんの誕生日は，いつですか？ (4月11日 17時) (レス) @page34 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 轟焦凍×爆豪勝己×激甘の続きがほしいです。お願いします。 (4月11日 16時) (レス) @page17 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
レミー - リクエストで，死柄木や荼毘をヤンデレにして欲しいです (2023年2月4日 6時) (レス) @page34 id: 069b817a50 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ドキドキしすぎて涙でそ… (2023年1月25日 21時) (レス) @page28 id: b271341cb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさもっち。
| 作成日時：2018年7月29日 1時
