【東京卍リベンジャーズ】零番隊隊長は静かに過ごしたい。

勘違いしすぎです武道くん。 ページ9

｢あ‪”‬？｣

胸ぐらを掴まれビックリする。

｢Aさんが誰のだって？｣

怖っ。

こんな人が東京卍會に居たなんて。

綺麗な顔立ちが一気に変わり殺気を帯びた目でこちらを睨みつける。

｢俺のだって言いました。｣

本当はめちゃくちゃ怖えけど、

でも、Aさんを守れるのは今、俺しか居ないから！！

｢春千夜くんストップ。｣

｢でも、！｣

｢この子、勘違いしてるから、だから辞めて｣

は？

また、俺の勘違い？

そう思うと急に頬が熱くなった。

｢武道くん、また勘違いしてるよ。あのね、春千夜くんは普通に友達。だから、ナンパなんてしてないし、話してただけだよ。｣

｢えぇ？！そ、そうだったんすか？！すいません！また俺変な勘違いを！｣

そう言うとAさんは笑みをこぼした。

｢良いよ、ナンパだと思って助けてくれたんでしょ。嬉しかったから。｣

｢ありがとうございます！！｣

Aさんが優しすぎて涙、出てくる。

｢ﾁｯ｣

え、怖。

舌打ちはどれだけしてもAさんの隣からは絶対離れない男の人。

｢春千夜くん、挨拶は？｣

｢三途、三途春千夜｣

クソ、とだけ吐き捨てられた。

なんだこいつ！

いや確かに間違えた俺が悪いけど、そこまで普通怒るか？！

｢ごめんね武道くん、春千夜くん行くよ｣

｢はいっ！！｣

俺と話したときとは全くの別人の様な笑顔でAさんの後をついて行った。

あぁ、

｢Aさん好かれ過ぎだろ｣

そんな俺の声が風で吹き消された。

みつ君ですか？お母さんです。→←隊長には忠犬がいるらしい。

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