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寝不足ですか、隊長さん。 ページ42

最近圧倒的に眠気が襲うことが多くなった。

「眠たいの?」

眠たいです。

「俺が膝枕してあげよっか?」

一虎、言ってない。

「三途君呼んで」

「なんで、いきなり?!」

「いいから」

きっと今の私に1番尽くしてくれているのは春千夜君だろう。

「てか俺、三途って奴の電話番号知らねぇんだけど」

「もういい、自分で電話する」

急いで電話を手に取り、

「は、はい!!松野です!Aさんどうしましたか?!」

「あ、ごめん間違い電話。」

「え、ええ?!ま、まぁ何処ですか今!!」

「私の家の近くの公園。切るね」

「は、はい!!」

ごめん。愛想悪くしちゃった。

でもそれぐらい今私には余裕が無い。

「春千夜くん。今すぐ私の家の近くの公園に来て...!」

「え?!あ、はい、!」

やばい。マジで。

死ぬ。やばい。

「A?!?!」

意識、遠のく。








「あ、A、目覚ましたか?」

一虎の優しい笑顔が最初に目に入った。

「うるさいです。一虎くん。Aさん良かったです!!」

「Aさん起きたのか?!Aさん...」

後からドアから千冬くんと春千夜くんが来てくれた。

「春千夜くんを呼んだのは覚えてるんだけど、何故に一虎と千冬くんが...?あ、私が、寝ぼけて...??」

「あ、いや全然!あの時間違い電話下さったんですけど、
A、辛そうな声してたんで、来ちゃいました(笑)」

照れくさそうに頬かく千冬くん。

「俺は、目の前でAがぶっ倒れたのを心配して、膝枕をしてあげようかなーと思って(笑)」

「うん。千冬君も春千夜君もすっごい、いやな言い方したのにも関わらず来てくれてありがと。」

「 「全然、嫌な言い方じゃないっす!!」」

「それなら良かった(笑)」

「え、俺は無視?!?!」

「飯、作ったんで食べてください」

「春千夜くんが?」

「はい。」

暖かそう。

スープからは湯気がたっていた。

「Aさん。倒れたから食べる気にもならないかなって」

「ありがとう。嬉しい」

美味し。

「すっごく美味しい」

「良かったです!」

「千冬がAの世話、殆どしてたんだよ」

一虎は千冬君を見ながら笑顔で言う。

「あ、え」

「ありがとう、お陰で元気になった」

「それなら、何よりです!」


でもね。知ってるよ。

私が寝込んでた時、ずっと傍に居てくれて、看病してくれたんだよね。

それに一虎、1番最初に私が、寝不足だって気付いてくれたんだよね。

「一虎、ありがとう」

「へ..?!」

優しいなんて、思いません...?→←三途が恋した理由。



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おかか。 - やっぱり寂しくなって書いてしまいました…。良ければ皆さん読んでってくれると嬉しいです!! (2022年9月9日 23時) (レス) id: dc1d0df239 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。 - この話を書こうと思って毎回開くと完結って書いてて、なんとなく寂しくなってしまいました…また描き始めようかな。もし書いたら皆さん読んでくださいますか? (2022年9月6日 21時) (レス) @page50 id: a4f06416fb (このIDを非表示/違反報告)
おかか。 - もう読んで下さったんですか?!喜んで貰えてとても嬉しいです(泣)。 (2022年8月12日 23時) (レス) id: 48d7f112a3 (このIDを非表示/違反報告)
なむ(プロフ) - おかか。さん» 書いてくださってありがとうございます!ちょっとツン気味の二人可愛い……お守り最高です(笑)全然大丈夫ですよ(^^)v (2022年8月12日 23時) (レス) @page36 id: 1752203a92 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。 - 場地君と三ツ谷君分かりました!皆さんが読んでくれているお陰で楽しく書かせて貰えています。本当にいつもありがとうございます!(なむさんのコメントとても読みやすかったです!私の方こそ日本語大丈夫でしょうか…?) (2022年8月12日 22時) (レス) id: 48d7f112a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかか。 | 作成日時:2022年7月26日 21時

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