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｢先輩達はいつからお友達なんですか？｣
｢もう覚えてへんくらい昔やね…
丈と会ったんは引っ越した時かな〜
和也はその後、幼稚園から一緒｣
｢それからずっと3人で？｣
｢うん、なんやかんやずーっと…。
私父子家庭やから、2人の家によう泊まらせてもらってたりしててん｣
…そうか、私まだまだ知らんことばっかりや。
｢…やからお料理…｣
｢そう、和也のおかげで助かってる。
…丈も一緒に作ってくれる時あるけど、あの人とんでもない不器用やから、｣
美沙希先輩は、思い浮かべるような顔をして笑った。
美沙希先輩は気づいてへんのかな…
丈一郎先輩の話をする時、声色や表情がほんの少し変わること。
大橋先輩の話をする時も優しい顔をするけど、
丈一郎先輩の時は、そこに照れが混じったような…
女の子の顔になる。
｢…先輩、
…丈一郎先輩のこと、好きですか？｣
｢…え、？｣
私の直球な質問に、先輩が一瞬固まった。
そして、一言零れるように言う。
｢…うん、そうなんやと思う｣
窓の光に照らされた先輩のはにかんだ顔は、あまりにも可愛らしかった。
大橋先輩は、何回この表情を見てきたんやろう。
目の前の素敵な恋に心が温まるより先に、
左胸がきゅーっと締め付けられた。
｢…Aちゃん？｣
｢あ、いえ！
やっぱり、そうなんですね？｣
｢私わかりやすい？｣
｢うーん、…｣
大橋先輩よりは分かりやすいかな…なんて。
｢やっぱわかりやすいんや…｣
｢そんな、落ち込まんといてください！
先輩の表情見てるとほっとしたり、楽しくなったり、良い意味でつられるんです。
そのまんまの方が私は好きです｣
｢Aちゃん…ありがとう。褒めんの上手やな〜｣
先輩が目を細めて笑うのを見て、
やっぱり私の好きな人は見る目がええな、って思ったりした。
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まるこ。(プロフ) - みらいさん» 前作に引き続いて読んでくださってありがとうございます！更新頻度がマチマチで申し訳ないのですが…お言葉を胸に、頑張りますね！ (2022年10月29日 19時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 三度目の正直。で、まるこ。さんの作品を知り、大好きになりました。これからも無理せずに頑張ってください。のんびり応援しています！ (2022年10月28日 12時) (レス) id: 93a62a6d86 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ。(プロフ) - あんずサイダーさん» すみません！ご指摘いただき本当に本当にありがとうございます…修正いたしました！本当に助かりました… (2022年9月30日 20時) (レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
あんずサイダー(プロフ) - いつも楽しくまるこさんの作品を読ませてもらっています。あの、なんか名前がごちゃごちゃになっていませんか？少し気になってしまって…。これからも楽しみにしていますので、頑張ってください！ (2022年9月29日 21時) (レス) id: b2676093e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年9月28日 20時
