第1話 ページ3
朝。外からはスズメの鳴き声が聞こえてくる。
「zzz……」
この『万事屋銀ちゃん』の社長、坂田銀時はぐっすりと眠っていて、起きる気配はない。神楽もまだ押入れの中で酢昆布の夢を見ている。
万事屋が水を打ったようにしーんとしていたその時。
ドガシャァァァン!
とてつもない衝撃音とともに天井がぶち壊され、何かが銀時の真上に落ちてきた。
「グハァッ」
激しい衝撃を腹に食らい、銀時は一瞬覚醒したものの直ぐに気を失ってしまった。
するとあまりの大きな音に神楽が飛び起き、押入れのふすまをスパーンと開けた。
「何が起きたアルか!? ……はっ、銀ちゃん! 銀ちゃーん! 大丈夫アルか!?」
神楽は落ちてきた"何か"などお構いなしに、大声で銀時の名前を呼ぶ。
*
一方、新八は万事屋の前まで来ていた。屋根のひどいありさまにも気付かずに階段を上り、玄関の扉をガラガラと開けると、奥の方から神楽の大声が聞こえてくる。
「ん? 何を騒いでいるんだろう……」
首を傾げつつ新八が和室のふすまを開けると、中はとんでもない事になっていた。
天井は大きな穴が開き無残な有り様で、銀時は気絶、神楽はというと銀時の顔をべしべしと叩いている。
それよりも、新八が一番驚いたのは。
「なんじゃこりゃァァァァァ!」
__銀時の上に被さるようにして、女の子が倒れていたことだ。
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yunami☆彡(プロフ) - 美穂さん» ご覧頂きありがとうございます!楽しんで頂けてとても嬉しいです♪今年受験生になるので更新の頻度が落ちるかもしれませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします! (2019年2月2日 16時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは☆凄く面白いです(*^^*)これからの更新楽しみにしてます♪ (2019年2月1日 12時) (レス) id: 8db3d29e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yunami☆彡 | 作成日時:2018年8月21日 8時