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思わず男の手を払うA。
手を払われたことで唖然としている男は

「どうしたの??どこか気分が悪いの?」

そう言ってもう一度手を伸ばすもあっさりと払われる。

そして、

『私に触らないでもらいます?気分悪いし、あなたの顔も見たくないので……』

そう言って男に目を向けることなく歩きたず。
男に声をかけられても聞こえないふりをするように早足で家へと足を向けるA。

そんなAの姿が見えなくなるまでじっと見つめる男。
自身の手をじっと見つめて思わず笑みを深める。

「面白い子見つけたなぁ。」

まるで、面白い玩具を見つけたかのように笑みを零す男に、

Aはゾクリと背中をふるわせる。
思わず腕を見ると鳥肌が立っていた。

『うわぁ…鳥肌がやばい……もう二度と合うことがありませんように。』

そう願いを込めながら家へと向かうAに、
それは叶わないだろうと女神は嘲笑うのであった。

……

休日があっさりと終わってしまい。
今日から始まる出勤。

朝からゲッソリしながら自分のデスクへと向かい椅子に座る。

そして、出勤時間ギリギリに到着してくる愛佳は、
疲れているAのことなんか気にしないというように嬉しそうに足を進める。

「おはよう〜A♡実は昨日ね〜____________」

そして始まる彼氏自慢。
それを右から左へ受け流すように聞くふりをしながら仕事を続けるA。

「桃川さん。昨日頼んだ書類は出来てる?」

「え?あ〜」

「もしかして、進んでない??困るよ!今日までだよ!締切!」

「だって〜…Aが代わりにしてくれるって言ってくれたからァ〜」

『はぁ!???』

「え?柏木さん……それは本当?」

『え!!言ってませ「酷い!私に嘘ついたの!??私を困らせようとしてるのね!!」』

そう言って泣き出す愛佳に、周りはゾロゾロと集まってくる。

Aはいつものパターンだと見慣れているので、諦めたのかため息を吐いて

『……分かりました……私が片付けておきます。』

「ありがと〜♡やっぱりAは優しいね〜!」

そう言って抱きしめてくる愛佳。
相手は愛佳の性格を知っているためAに同情の顔を見せる。

「じゃあ、頼んだよ柏木さん。」

『……はい。』

渋々と仕事をこなしていくA。
もちろん定時時間には終わることなく、外は真っ暗になっていた。

Aに仕事を押し付けた愛佳は既に会社を出ているのであった。

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キラキラスパー - 楽しみにしてま〜す!!! (2022年9月23日 12時) (レス) @page13 id: 5d1e784f6c (このIDを非表示/違反報告)
トキシグレ - 初コメ失礼します!こういう系統の話ちょー好きです!五条先生と主人公がどう関わって行くのかが楽しみです!更新頑張ってください!! (2022年9月16日 0時) (レス) @page7 id: 0d4193d534 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 好きな作品だったので帰ってきてくれて嬉しいです\(^o^)/更新待ってます!! (2022年9月13日 18時) (レス) @page3 id: 8b674ee432 (このIDを非表示/違反報告)
一条夜半(プロフ) - 面白くなりそう…応援しています!頑張ってください! (2022年9月12日 22時) (レス) @page1 id: 1d0e18cd61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華生 | 作成日時:2022年9月12日 22時

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