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no side
ut｢は?…アガピが王様…?
冗談は『冗談ちゃうで、ホンマや』…｣
少しの間、沈黙が流れる
『…私はずっと、大先生たちを騙していた
いつかは王様ゲームを行うつもりだった
そして、都合よくアン・ビリーブからのカッターキャーがあった
はっきり言って味方はいないと思ってたけど、何人かがこっち側についてくれて嬉しかった
けど、王様ゲームを始められそうなこのチャンスを逃すわけにはいかなかった
だから、ある程度敵がいる状態のままにしておくために、監視カメラを見せなかった
思い当たる節はあるやろ?
例えば、さっきゾムとトントンとロボロとグルッペンは死んだのに、私は死ななかったこととか』
アガピがそう言い切った瞬間、鬱がアガピの首を絞めた
アガピは覚悟を決めたようにオパールのように綺麗な瞳を閉じた
『手に力を込めて
大先生に終わらせてもらいたい
私は沢山の人を殺めた』
ut｢お前のせいで、皆が…!!
絶対に許さない…!!
楽しかった日々を、お前が壊したんや!!｣
鬱の爪がアガピの首に食い込み、アガピの血が流れる
ut｢僕はアガピのことが、大好きやった
大好きやったからこそ、許せないんや!!｣
突然の告白に驚きを隠せないアガピ
そして、アガピの目から大粒の涙がこぼれ落ちた
ut｢ｯ…何でお前が泣くんや…!!｣
『ごめん、泣くつもりは無かったんやけど…我慢できんかった』
そう呟いたアガピは、穏やかに微笑んで、そのまま息を引き取った
ut side
僕の足元に黒い封筒が落ちてきた
その中には、2枚の紙が
一つは何度か見た【服従確認】の文字が書かれた紙
そしてもう一つは、命令だった
“3/31 8:46
王様ゲーム
これはあなた方我々国幹部全員で行ってもらう王様ゲームです。
王様の命令は絶対なので24時間以内に従ってください。
*命令10:鬱先生、王様ゲームを続けるか罰を受けるか選択しろ”
ut｢続けるわけないやろ!!
罰⁉喜んで受けたるわ!!
元々そのつもりやったし
…あれ?｣
何かが変やな…何か、重要なことを見落としてる気が…
…せや!!アガピはもう死んだんや!!
それなのに届くこの王様ゲームの手紙は…
…もしかして、王様はアガピではなかった…?
…僕が楽にアガピを殺せるようにするための…嘘?
ut｢どうしてこんなやり方を選んだんや…?
もっと他にもあったやろ?｣
…こんなん、まだ死なれへんやん
アガピの思いを無駄にはしたくない
ut｢僕は、王様ゲームを____｣
不覚にも明日、4/1は建国記念日だった
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シオン - 原作恐ろしやw (2019年6月19日 15時) (
レス) id: b0e47d3c68 (このIDを非表示/違反報告)
Na-ru(プロフ) - シオンさん» 原作の王様ゲームを元にするとどうしても残酷に…wありがとうございます!!!頑張ります!!! (2019年6月18日 17時) (レス) id: 4cf4765783 (このIDを非表示/違反報告)
Na-ru(プロフ) - シエルさん» 返信遅くなってしまい、申し訳ございません!!!好きだなんて言ってくれてありがとうございます!!!嬉しいです!!!これからも頑張ります!!! (2019年6月18日 17時) (レス) id: 4cf4765783 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 結構残酷っすね(苦笑)でもおもしろいっす!これからの結果が楽しみです!がんばってください! (2019年6月18日 17時) (レス) id: b0e47d3c68 (このIDを非表示/違反報告)
シエル(プロフ) - マンちゃああああああああぁぁぁん!!!!! この作品好きです！これからも頑張ってください！！ (2019年6月11日 7時) (レス) id: 3f85c1dc2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Na-ru | 作成日時：2019年5月29日 23時
