【w_r*w_r*d】裏切り者に粛清を【王様ゲーム】

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王様ゲーム

これはあなた方我々国幹部全員で行ってもらう王様ゲームです。

王様の命令は絶対なので24時間以内に従ってください。

*命令8:我々国幹部の中から1名がサイコロを振れ。

サイコロを振った者は、出た目の数だけ我々国幹部を
指名する。

振った者、指名された者に罰を与える。

※誰も振らなかったり、指名しなかったりした場合は、全員に罰を与える。

※出た目の数だけ我々国幹部を指名。指名の仕方は指名する人物の名を呼ぶ。死んだ者の名前は無効。”


アガピside

こんなの、誰が振るんや



モヤモヤした気持ちで食堂に入ると



ロボロがサイコロを持ってドアの前に立っていた


『…ロボロ、おはよ』

rb｢アガピ、おはよ｣

『…それ、どうすんの??』


ロボロは息を飲んで一言


rb｢…俺が振る｣


『…は??

ちょ、ちょって待って!!!

ロボロが振ったらロボロも死んでまうんやぞ!!!』

rb｢…俺は、アガピのことを守れたらそれで十分なんや

アガピを守るには、俺かグルさんか大先生が振らなあかん

グルさんは総統やし、大先生には俺の仕事を任せたい

そして、俺は最低限の犠牲にすべく、サイコロで1を出して…トントンか…ゾムを…指名すれば…ええんや｣


後半の声は、震えていた


いつもの凛としたよく通る声も、今は悲しみに染っている





続々と、幹部が揃う


14人いた幹部も、今はもう6人


半分以上が居なくなってしまった




すると、ロボロが口を開いた

rb｢…皆、俺がサイコロを振る｣


その言葉に、皆は口々に止めさせようとしたが、ロボロの意思の強さに、食い下がってしまった

rb｢5以上を出したら全滅、そして4以下を出したら、1人は絶対に助かる

一人でも多くの命を救うためや

そのためやったら、俺の犠牲も…無駄にはならへんやろ?｣

直後、ロボロはサイコロを振った


床に転がったサイコロを皆でのぞき込む





出た目の数は、２だった

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