番外編 ��_�� ページ46
スコッチの名前に関するネタバレ的なのを含みます。まだ知らなくて見たくない方はスルーを推奨します。
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Noside
「どこだここ。」
Aは、真っ白い空間で長い一本道の真ん中に立っている。
綺麗すぎる白のお陰か恐怖は無く、ただ進んでみる。以外の選択肢が無い為、足を前へ踏み出す。
周りは白以外無いけれどキョロキョロ辺りを見渡す。
ふと目の前に人影が見える。
「あの、」
彼は振り返ってにっこり笑った。
「あ…」
その顔に見覚えがあった。
"前世で見た事がある"、と。
「名前は、確か黒羽A君、だったよな？」
笑顔でそう問われる。
「そうですけと、貴方は、」
たしか、
スコッチ。
「俺は、___景光。」
電波の悪い電話の様に、苗字が聞き取れない。
もう1回聞くのは失礼と思い、Aは
「ひ、景光さん…ですか。」
「おっと、いきなり下の名前呼びか。中々やるな」
と、嬉しそうにAの頭をがしがしする。
"何でこの人が俺の前に？"と、疑問を持つ。
「君がここに来るには随分早いと思うんだけど。零も、心配してる。」
「ここって、どこです？」
「…あちゃー。」
景光はわざとらしく頭を抱える。
「帰り道は反対。」
と、Aの後ろを指さす。
「あの、」
「最後に伝言頼んでいい？」
「へ、」
「零にさ、後50年はこっちに来るなよって言っといて。あ、それとお供え物にスコッチ置くなとも。」
と、苦笑いしながらでも楽しそうに言う。
「なんの事が分かんねぇかもしれないけど、言えば分かるから。」
景光はAの頭を撫でる。
「危なっかしいし喧嘩っぱやいけど、零の事よろしくな。ほら、帰った帰った。」
と、Aの背中をぐいぐい押す。
「あ、あの、」
ぱっと振り返っても、誰も居なかった。
「ひろ、みつさん…。」
Aは、何故か凄く、泣きそうなった。
ーーーーーーーーー
「…Aっ！！」
はっと目が覚める。
「A！！！！」
快斗が泣きながら俺に抱きつく。
何事…？！
「A、車に、轢かれて、それで、危なかったって、」
過呼吸気味に精一杯俺に伝えようとする快斗に、凄く申し訳無く思い、
「えっと、ごめん。もう大丈夫。あとごめん…俺伝言頼まれた、…行かなきゃ」
いつになく真剣な顔で伝える。
忘れる前に、早く、会わなきゃ。
「……！…分かった。」
その顔から心情を汲み取ってくれた快斗。
俺は安室さんの元へ足を進めた。
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沢 - めっちゃすごいです―ーーー、一気読みしてしまいました！これからのお話も頑張ってください！！応援してます。 (2021年1月5日 11時) (
レス) id: 9cb9dbbd4b (このIDを非表示/違反報告)
美術部 - ヤバイ、一気に読んじゃいました・・・もっと早くにこの作品に出合いたかったけど、読めて最高に嬉しいです！この小説を書いてくれた作者様、本当にありがとうございました！ (2020年8月15日 18時) (レス) id: dfab0f562e (このIDを非表示/違反報告)
とく - 最後まで読ませて頂きました。ひたすらに最高でした。リアルタイム(?)では見れませんでしたけど、この小説見つけられてよかったです！ありがとうございました。 (2020年5月1日 14時) (レス) id: 7ea0d5ffd3 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの匿名 - オメガバース…知ってたんですね……めっっちゃ気が合いそう！！(小並感) シリーズ1から読ませていただいてます！素晴らしい語彙力だと思います。その語彙力10分の9ください() (2019年5月26日 19時) (レス) id: 16bc441f1e (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - 吸血鬼LOVE♪さん» いざ文字に起こされると恥ずかしいですね…笑笑 でもわざわざコメントありがとうございます！！！自分でも「え、ここでちゅーしていいの？」と自問自答しました笑笑 (2018年10月16日 22時) (レス) id: 8b1dfa966a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2018年6月23日 1時
