199話「危険な遭遇」 ページ18
卵〜っと、あった。
スーパーで卵の棚を見つけ、手に取る。
あ、味噌も少なくなってた。
と、思い出し、棚を歩いて回る。
うわ、いつも使ってる奴がラスいちじゃん。
あぶねー、と思いつつ手を伸ばす。
同時刻、目の前を同じ品を取ろうとする手が視界に入る。
「「あ、」」
その人と、声が被る。
ふと、顔を見ると、
「っあか………！！」
あっっぶねーーー！！！
いや、あぶねぇ！！！
だってこの人、沖矢昴！！！
赤井さん！！！
思わず赤井さん、って言いかけた！！！
「……あか？」
やべぇばっちり聞かれてる！！
えーーっと、どうしよう。
「だ、大学生の、知り合いに似てて、えっと、アカネって言うんですけど。すっげぇ似てて、間違えそうになっちゃいました…。ごめんなさい。」
んーー、全くの嘘！！
でも沖矢昴って大学生設定だよな？！
大学生にそれっぽい人が居るって言っとけば大丈夫だろ！！
てかアカネって誰！！
自分でびっくりしてるから！！！
「そうなんですね、因みにどこの大学に通ってるんですか？」
な ぜ そ こ ま で 聞 い て く る ？ ？
わー、絶対疑ってるー(棒)
「結構前に会ったっきりなので覚えてないですね…、どこだったかな…。すいません。」
「そうですか、あ、味噌。どうぞ。」
と、切り替えが早いのか味噌を俺に渡してくる。
「あ、いや、どうぞ！！俺別に今日使う訳じゃ無いので、」
「僕もですよ。」
んーーー、これ以上ボロ出す前に帰りてぇ。
でもラスいちを受け取るのは申し訳ねぇ…。
「本当に、大丈夫です。また明日来れば済む話なんで。」
「それを言うなら僕もですから。」
「えっと、じゃあジャンケンでもしますか？」
苦笑いで言うが、
………なんで赤井さん相手にジャンケンを申し込まなきゃいけないんだよ…。
承諾してくれた赤井さん。もとい、沖矢昴さんは、ぐー、
俺はちょき。
っよし！！！
「じゃあどうぞ。それじゃ。」
と、早足に帰る。
あっぶねーーーーー。
あれだ、絶対コナン君に連絡がいくなこりゃ。
はぁ〜〜〜、散々な日だ……。
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沢 - めっちゃすごいです―ーーー、一気読みしてしまいました！これからのお話も頑張ってください！！応援してます。 (2021年1月5日 11時) (
レス) id: 9cb9dbbd4b (このIDを非表示/違反報告)
美術部 - ヤバイ、一気に読んじゃいました・・・もっと早くにこの作品に出合いたかったけど、読めて最高に嬉しいです！この小説を書いてくれた作者様、本当にありがとうございました！ (2020年8月15日 18時) (レス) id: dfab0f562e (このIDを非表示/違反報告)
とく - 最後まで読ませて頂きました。ひたすらに最高でした。リアルタイム(?)では見れませんでしたけど、この小説見つけられてよかったです！ありがとうございました。 (2020年5月1日 14時) (レス) id: 7ea0d5ffd3 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの匿名 - オメガバース…知ってたんですね……めっっちゃ気が合いそう！！(小並感) シリーズ1から読ませていただいてます！素晴らしい語彙力だと思います。その語彙力10分の9ください() (2019年5月26日 19時) (レス) id: 16bc441f1e (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - 吸血鬼LOVE♪さん» いざ文字に起こされると恥ずかしいですね…笑笑 でもわざわざコメントありがとうございます！！！自分でも「え、ここでちゅーしていいの？」と自問自答しました笑笑 (2018年10月16日 22時) (レス) id: 8b1dfa966a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2018年6月23日 1時
