銀花のような君と

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橙 side...




今俺がやって、次がふぅ。





初めはAちゃんって呼んでたけどふぅの方がかわいい！って気づいた時からずっとふぅ呼び。





女の子って感じがしてめっちゃ可愛いけど名前の方じゃないって言うのもまたかわいい。


そんなことを考えてると俺の確認が出来たみたいでふぅの番。







ラウールの隣に座ってるふぅを歌う所まで連れてくる。



いつもならここで手を離してくれるんやけど全く話そうとしない。










明らかにおかしいし、こんなふぅは初めてで目を合わせて





『どうした？大丈夫？』と



聞いてみてもただ下を向くだけだった。







少しすると顔を上げて






「ごめん、大丈夫」





そう声を出したから少しほっとしてブースを出た。



外には色んなことをしてる人がいて中のふぅを真剣に見てるのはラウールだけ。








次が自分やし確認しててえらいなぁなんて思ってると急にブースに向かうラウール。


その行動に周りもついていけなくて








黄「え？なに？」

紫「A？」


緑「え、でも大丈夫そうじゃない？」







その阿部ちゃんの声でブースを見るとふたりが向き合って話してる。


向き合ってるから今見えるのはラウールの顔だけでふぅの顔は見えない。







ラウールが頭ぽんぽんをして抱きしめた。





すると俺らの方を見てふぅの背中にバツ印を作った。


それにいち早く気づいた俺と阿部ちゃんと中に入るとラウールに体重をかけなんとか立つことが出来ているふぅとそれを支えながらラウールが説明してくれた。











白「なんか、音の始まりが小さいじゃないですか、だから曲に入るタイミングが分からなくて上手くいってないんじゃないかって不安みたいで、」



緑「そっか、そっか、そんなことないのにねラウールそのまま外に運べる？」







外に出ると心配そうなみんな。




ラウールの説明をそのまま阿部ちゃんがしてくれて順番が変わってどんどん進んでいく。









照くんとふっかさんでどうしたらいいのかを話し合っているけど多分解決策なんか出ていない。


隣では佐久間くんとラウールがふぅと話している。















桃『不安になったの？』








白『でも昨日翔太くんと練習したって聞いたよ？』




『でもやっぱり入りに不安が出ちゃう』












桃『うーん…歌い始め変える？』


『やだ！…亮平くんが決めてくれたから！』



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