銀花のような君と

...ちいさいおと ページ6

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白 side...




手話というものが全く頭に入らないめめとは違って学業より優先したかいもあってめめよりも康二くんよりも先にふぅちゃんと沢山お話ができるようになった。






ふぅちゃんはいつも真っ白の補聴器をつけてる。



今日はレコーディングだからふぅちゃんも緊張してるみたいで僕の隣にずっと座ってる。







青「はよーございます、あ、ふぅ今日ラウールの隣なんだ」





白「そうなんですよ！なんか緊張してるみたいで」





そう言うとふぅちゃんの前でしゃがんで






青『緊張してんの？』






そう伝えると頷くふぅちゃん。











聞いた割に興味無さそうにそーなんだといいほかのメンバーが座っていないであろう椅子に座っていくしょっぴーを隣のふぅちゃんと見ていた。






次誰だっけなぁと思ってスケジュール表を見るために立ち上がろうとするとそれを止める弱い力が。





白『ふぅちゃん、どうしたの？』


『どこ行くの…？』





白『スケジュール見に行くだけ』

『…なら、ついてく』






そう言って俺と共に立ち上がるふぅちゃん。








紫「あら、今日ふたりなの？」



白「そうみたいです！」







青「や、多分こいつ緊張してるだけ」







橙「すごく可愛いやん！」


赤「なんかいつも以上だよね」








いつもみたいにキョロキョロして会話を探すふぅちゃん。


僕はその仕草がいちばんかわいいと思ってる。











でも今日は何か違うみたいで目を合わせるとすぐに逸らしてしまった。



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