☆ ページ36
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『よーし、再生しまーす』
岸「はーい」
少し大きめのベッドに二人で並んで腰をかけ、寒くないようにとわたしに布団をかけてくれる優太くん。
そこからはもうあっという間だった。
時折「おお、、」とか「うわぁ、、」とか声を漏らしながら優太くんはスクリーンを見つめていて、そのキラキラした目がわたしはすごく嬉しかった。
多分わたしはスクリーンよりも優太くんの横顔ばっかり見てたんじゃないかな(笑)
その表情の変化を見てるのが楽しくて楽しくて。
終わった頃には優太くんは顔をぐしゃぐしゃにして泣いていた(笑)
もう、、優太くんいっつも泣いてる(笑)
『ねえ、、泣きすぎ(笑)』
岸「っ、、だってさ…Aめっちゃキラキラしててっ、楽しそうで、、嬉しくて…」
『うん…。楽しいよ。』
岸「ファンの子も、Aに手振ってくれる子ばっかりで、愛されてて…っ、マジで嬉しい。良かったって…」
『優太くん…』
岸「あの頃とはぜんっぜん、違う…。ほんとに、ほんとにほんとに頑張ったなあ、、、」
『っ、うん。頑張った。頑張ったねえ…いっぱい頑張ったよ。わたし。』
岸「知ってる。見てた。ずっと隣で見てたよ俺は。これからだって何があっても俺はAの味方だよ…。」
『ふふっ、、うん…。わたしもだよ。優太くんの一番の味方はわたしだからね。』
誰よりもわたしのことを一番心配してくれていた優太くんの言葉には重みがある。
いつだって本当に心の奥底まで手を差し伸べてくれてあったかい毛布をかけて包み込んでくれるのだ。
だから優太くんの前ではただの楢篠Aでいられる。
岸「寝る？」
『うん、、』
岸「一緒に寝よ、A最近寝れてねえだろ。隠してるつもりかもしれねえけど俺には分かるからな」
『優太くんに隠し事はできないねえ…』
岸「そうだよ。Aのことなら何でもわかる。ずっと隣にいるから、安心して寝て良いよ。」
『うん。優太くん…』
岸「ん？」
『ふふ…ありがとね』
岸「…好きだよ」
『わたしも、優太くん大好きだよ。』
結局のところなにも考えずに一番落ち着いて眠れるのは優太くんの隣なんだな。
そんなことを思いながら眠りについた。
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らる(プロフ) - みゆさん» コメントありがとうございます！修正させていただきました。今後とも宜しくお願いします(^-^) (2021年1月9日 17時) (
レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 一気に読ませていただきました！42頁目の10年後の今日の日もの歌詞が異なっていたので報告です！ (2021年1月9日 14時) (レス) id: 6d27ce269e (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年1月4日 19時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - natsuさん» コメントありがとうございます。わたしも岸くんとのエピソードはいつも書いてて楽しいのでお気に入りのものが多いです(笑)今後もこの作品をよろしくお願いします！ (2021年1月2日 10時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - あやめるさん» こちらこそリクエストありがとうございました！遅くなってすみません。今後ともよろしくお願いします！ (2021年1月2日 10時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる
| 作成日時：2020年12月19日 0時
