検索窓
今日:7 hit、昨日:20 hit、合計:1,095 hit

99 ページ2

「そうだ玄師さん。
ピンクの薔薇の花言葉って知ってます?」


「いいえ。
知りません」


「私、調べました!」



玄師は真衣の頭をぽんぽん撫でる。



「さすが真衣さん、仕事が早い」



真衣は「えへへ」と言いながら知識を披露する。



「上品、おしとやか、恋の誓い」


「良いですね。
薔薇のチョコレートを作る時の参考になりそうです。
ありがとうございます」



「いえいえ、そんな」と言いながら、真衣が身をよじる。



「それじゃ、この瓶はバレンタインシーズンまで寝かせましょう。
その時まで恋心が消えないよう、おまじないをしてね」


「おまじないですか?」



玄師は厳重に密閉した瓶に口付けをした。


真衣が頬を赤らめる。


玄師は真衣に優しく笑いかけてから、瓶を保存用の地下貯蔵庫にしまったのだった。

100→←98



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:井原 x他1人 | 作成日時:2020年6月14日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。