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「そうだ玄師さん。
ピンクの薔薇の花言葉って知ってます?」
「いいえ。
知りません」
「私、調べました!」
玄師は真衣の頭をぽんぽん撫でる。
「さすが真衣さん、仕事が早い」
真衣は「えへへ」と言いながら知識を披露する。
「上品、おしとやか、恋の誓い」
「良いですね。
薔薇のチョコレートを作る時の参考になりそうです。
ありがとうございます」
「いえいえ、そんな」と言いながら、真衣が身をよじる。
「それじゃ、この瓶はバレンタインシーズンまで寝かせましょう。
その時まで恋心が消えないよう、おまじないをしてね」
「おまじないですか?」
玄師は厳重に密閉した瓶に口付けをした。
真衣が頬を赤らめる。
玄師は真衣に優しく笑いかけてから、瓶を保存用の地下貯蔵庫にしまったのだった。
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作者名:井原 x他1人 | 作成日時:2020年6月14日 11時