猛毒*70* ページ29
＿＿＿ポーラータング号・甲板
私達三人は捕らえた暗器使い…レオンを尋問し情報を吐かせていた。
どうやらこいつが海賊団のリーダーらしい。
しかも悪魔の実の能力者ときた。ギジギジの実の擬態人間。
外見だけでなく、目には見えない気配や匂いまで擬態できるその能力で
この船に潜り込んでいた様子。
道理で姿を現すまで私が気付かないわけだ。
「ガメル以外の奴らは、別の島で下したゴロツキどもだ…。
俺が作った幻覚剤とガメルの能力で手下に加えた」
『へぇ…それじゃあ、あの毒霧もあなたが作ったの？』
「あァそうだ。元々毒物を扱う家業をしてたからな…あれくらいの調合は朝飯前だ」
ニィ、と歯を見せて笑うレオンの顔を
出来る事ならぶん殴ってやりたかった。
私も海賊である以上、存在しているだけでどこかの誰かの平穏を奪い続けている。
世界には多くの"こういう海賊”がいるからだ。
賊は賊。
人々の暮らしを守る仕事をしていたからと言って今更正義やら悪やら語る気はないしその権利すら私にはないが
己の目的のために何の罪もない人々を踏み付け、蹂躙する奴らを「賊」と呼ぶにはあまりにも役不足だと思ってしまう。もっと非道な言葉を誰かに用意してほしい。
「けどもっと強い毒が作りたくてな…この島に生えてる貴重な薬草を取りに来たんだ」
『………その為にアンタはこの島の人たちに何をした』
「フハッ！怒ってんのか！？ずいぶんお優しい女なんだな白夜ってのは！！
お前も海賊だろう！？海賊は自由だ！！俺は俺の自由を通すために邪魔になる奴らを数人葬ったまで！！そんなこと、海賊ならば当たり前だろう！？」
心底楽しい、といった様子で高笑いを飛ばすレオンに幾度目かの殺意が湧く。
「今に見てろ、俺の仲間が育ちきった薬草を手に入れればあんな荒削りの霧とは比べ物にならないほどの猛毒が出来上がる！！そうなったら真っ先に白夜、お前を始末してやるからな！！！」
『あんたの仲間は誰も来ないよ』
「ハッ、そうやって見下してろ。手下どもは命が終わる瞬間まで戦い続けるぞ…だれにも止められねェ」
『…自分の言葉をもう忘れたの？私達の邪魔はレオ海賊団…葬るのは、当たり前なんでしょ？』
「……ッ！！」
「(うわぁ、A滅茶苦茶怒ってるよぉ…怖いよぉ…！！)」
…とは言うが、気配的にはまだ誰一人として命を落としてはいない。
キャプテンの能力を使えばそれも当然か。
『………あ』
「「？」」
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凛月のさぶ。(プロフ) - Nakoさん» 返信遅れてすみません！コメントありがとうございます！良かったです！ぜひ楽しんでください😊 (7月1日 14時) (
レス) id: e8fb34f3b7 (このIDを非表示/違反報告)
Nako(プロフ) - すみません。見られました！ (7月1日 14時) (レス) id: ce50961c41 (このIDを非表示/違反報告)
Nako(プロフ) - 中編集がみらません。年齢制限の変更はどうやりますか？楽しくて何回も読んでいます😊 (7月1日 13時) (レス) id: ce50961c41 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - aimerさん» レスを付け忘れていました…。また不明点などありましたらお気軽にお声がけ下さい！ (5月27日 23時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - コメントありがとうございます！中編集の方はアプリでは閲覧できませんので、ウェブから占ツクのサイトへアクセスして頂いて、それでも見つからない場合は設定から年齢制限の変更が必要になります。探して頂いてありがとうございます…中編集でお待ちしております。😊 (5月27日 23時) (レス) id: 80b1d18970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛月
| 作成日時：2023年2月15日 1時
