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緑谷side
『ごめん、ありがとう。』
出｢ううん。全然大丈夫。｣
｢じゃあね。｣と言うと
僕に背を向けて歩き出すA
僕はそんなAに声を掛けて足を止めさす
『…どしたの…？』
出｢もし、なにかあったら僕に言って
力になれないかもしれないけど…！！｣
僕はそう言って声を荒らげると
Aは安心したのか
頬を緩ます
『うん。分かった
ありがとうね。出久』
そう言って
また僕に背を向けて歩いていった
顔が熱くなっていくのがわかる
出｢っ、ダメだダメだ。
幼馴染の恋…応援しなきゃダメだろう｣
僕は自分にそう言い聞かせて
パンッと顔を叩き
Aが歩いていった方と
真逆の道を歩いていった
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ｶﾞﾗｶﾞﾗ
勝己から別れを告げられた翌日
私は何事も無かったかのように学校に来た
大きなドアを開けるとそこには響香が
何かを見て目を見開かせていた
耳｢あ、A、おはよ…。｣
『響香、おはよ。どしたの？』
耳｢いっ、いや。あ、れさ…｣
響香が気まずそうな顔をして
ある一点を指さす
その指の先には
麗｢ばくごーくん。好き、だよ？｣
勝｢あぁ。俺もだ。｣
『っ、』
先日、別れようと話を切り出した
爆豪勝己であった
あぁ、だから別れたのか。
お茶子が好きだったから
爆豪は別れたんだね
というか無事付き合えたんだ
そっか。そっか。
よかったじゃん。ねぇ？爆豪クン…。
耳｢え、ちょ、A…！？｣
私は響香の言葉をも無視して
ガツガツと爆豪勝己とお茶子の元へと歩いていく
2人の目の前に立ち
うざったいぐらいの作り笑顔で挨拶をする
『お茶子おはよ。爆豪くんも』
麗｢あ…、え…。お、おはよ…。｣
勝｢……あぁ…。｣
私はそれだけ言って
自分の席についた
みんなの視線が痛い
多分みんな混乱してるよな
あんなに仲の良かったカップルが
いつの間にか別れて他の女の男になってるとかさ
上｢お、おい、翳屋…。｣
上鳴が私の名前を呼び
私の手を掴もうとしたその時
チャイムがなる
上鳴は困ったような顔で自分の席へとついた
『…馬鹿じゃん…。』
そう言って
爆豪勝己の背中を睨む
あんなに愛しかった背中は
今となっては憎い背中となってしまった
ごめんね？でもさ…
『そうさせたのはあんただからね』
誰にも聞こえない声で呟いた
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ミラコ - 神作品！何回も読み直している者です！彼氏さん天国でも、ささくれさんの事見守っていると思います。辛いと思いますが真っ直ぐ前を向いて彼氏さんの分まで幸せに人生を送れるよう、心から願っております。これからも、ささくれさんの更新など応援しております！ (10月28日 23時) (
レス) @page41 id: 70229c7aa2 (このIDを非表示/違反報告)
破壊の伝導者(プロフ) - ささくれさん» 初めまして 悪の象徴で一本書きたい者です。よろしかったでしょうか？ (2020年12月3日 18時) (レス) id: f479ce3622 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon - ささくれさん,大切な人を亡くされて辛いと思いますがいつも応援しております。私も五年ほど前に事故で幼馴染を亡くしました。大切な元カレさんの分もしっかり生きて下さいね。元カレさんのご冥福をお祈り致します。 (2020年1月13日 15時) (レス) id: 5e8336fae3 (このIDを非表示/違反報告)
。。。。 。。。 - 貴方様の様に強くなりたいと勝手ながら思ってしまいました。これからも頑張ってください。応援しています、作者様に幸せが訪れることを切に願っています。 (2019年2月21日 19時) (レス) id: 6df44453a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - あんまり無理しないでくださいね。 (2019年1月31日 17時) (レス) id: 90bbb80c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささくれ | 作成日時：2018年9月19日 21時
