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『…は？』
勝｢……。｣
私が間抜けな声を出すのには
理由があった
数分前に戻ろうとしよう。
いつも通り笑いながら一緒に家に帰っていたら
いきなり勝己が
｢別れよう。｣と言い出した
『え、何言って…、』
勝｢本気だ…。｣
『っ、なんでいきなり…！？
さっきまで笑って喋ってたじゃん！！』
勝｢前々から決めてたんだよ。
じゃあな。｣
『えっ、ちょっと…！？』
勝己はそう言うと
私に背を向けて歩いていってしまった
私の感情は今。何ていえばいいのだろうか
驚きと疑問と
『なんっ…で…？』
悲しみの感情で
ぐちゃぐちゃになっていた
自分の目から零れ落ちる涙を
拭き取っても拭き取っても
零れ落ちてくる
いつも喧嘩ばっかりで｢別れる！｣とか
言っちゃうけど。いざ別れるとさ
寂しいもんだよね。
でも。なんでいきなり…?
『あんたの気持ちがわかんないよっ。』
気持ちがぐちゃぐちゃのまま
私は家へと目指した
親に目赤いのバレたらめんどくさいなぁ。
帰りにアイスでも買って冷やそ…。
そう思い私は
コンビニへと向かった
.
.
.
『ほんっと…ついてないな…』
出｢ど、どうかした？｣
『いんや？なんにも。』
アイスを買いにコンビニへと
入ったところ
丁度出久とばったり会ってしまった
私は今目が赤いのでかなりまずい
出｢目、どうしたの？｣
『あ、あー。痒くてさ』
そんな事を思っていると
案の定聞かれてしまった
咄嗟に嘘をつく私
頼むからもうほっておいてくれ
出｢！！嘘…だよね？｣
『全然嘘じゃないけど…？』
出｢だってA嘘つく時さ
耳…いじるもん。｣
『っ、い、いじってないよ。』
隠す時の癖がうっかり出てしまった
あぁ。もうダメじゃん
出｢ねぇ、どうしたの？
教えてよ。｣
『っ、…んん、あぁ。もう！
勝己と別れたの！それだけ。』
私はやけくそになり
半はキレ気味状態で出久に言う
すると出久は予想もしていなかったのか
大きな目をさらに大きく開かせる
出｢…え？｣
『びっくりだよね。
正直私もまだ驚いてる』
そう言ってまゆをしたに下げて笑う
すると出久は顔を歪めて私を抱きしめた
『ほんっとさぁｯ…人生、
何があるかわかんないよねｯ…、出久』
私はしばらく
出久の胸の中で泣いた
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ミラコ - 神作品！何回も読み直している者です！彼氏さん天国でも、ささくれさんの事見守っていると思います。辛いと思いますが真っ直ぐ前を向いて彼氏さんの分まで幸せに人生を送れるよう、心から願っております。これからも、ささくれさんの更新など応援しております！ (10月28日 23時) (
レス) @page41 id: 70229c7aa2 (このIDを非表示/違反報告)
破壊の伝導者(プロフ) - ささくれさん» 初めまして 悪の象徴で一本書きたい者です。よろしかったでしょうか？ (2020年12月3日 18時) (レス) id: f479ce3622 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon - ささくれさん,大切な人を亡くされて辛いと思いますがいつも応援しております。私も五年ほど前に事故で幼馴染を亡くしました。大切な元カレさんの分もしっかり生きて下さいね。元カレさんのご冥福をお祈り致します。 (2020年1月13日 15時) (レス) id: 5e8336fae3 (このIDを非表示/違反報告)
。。。。 。。。 - 貴方様の様に強くなりたいと勝手ながら思ってしまいました。これからも頑張ってください。応援しています、作者様に幸せが訪れることを切に願っています。 (2019年2月21日 19時) (レス) id: 6df44453a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - あんまり無理しないでくださいね。 (2019年1月31日 17時) (レス) id: 90bbb80c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささくれ | 作成日時：2018年9月19日 21時
