ぬらりくらりと

29話 ページ31

あれからようやく決まったのかジャンケンが終わる。

「お、お願いします…//」
『俺…わっちでいいのでありすか？つらら』
「は、はい！//」

結果勝者はつらら。つららに決まった時、父さん達がもう1回と最初からにしようとしたが母さんがつららを俺の前に連れてきた。お蔭で父さん達は悔しそうにこちらを見てる。
自分でついだ方が好きな量で飲めるのに…←

「あわわわっ///ありがとうございます…///」
『いや、いいけど俺で良かったのか？どっちかって言うとつららや毛倡妓みたいな美人で可愛い人にしてもらった方が…』
「い、いえ！リキト様がいいんです！//」
『そ、そうか？』

言い終わる前に食い気味で言われる。
その顔は少し赤みを帯びていた。
ジャンケンで負けたから仕方なく…とか？
あれでも、ジャンケンで勝った人だよな？
んー…まぁ、いっか。酒飲みたかったんだろうな←

「リキト。そろそろ着替えましょうか」

俺が考え事をしていると母さんがそう声をかける。腕の中にはリクオがいた。

「おにぃちゃ…」
「お兄ちゃんお兄ちゃんってずっと言うから一緒に寝てくれないかしら？」

ズッキューン…今絶対射抜かれたよ。こんな可愛い子いる？首をコテンっとかしげてお兄ちゃんって…。お兄ちゃんなんでもしてあげる←

『いいよ。リクオ、お兄ちゃんと一緒に寝ような』

よしよしと頭を撫でるとふにゃんっと笑顔を作る。やっぱりリクオは癒しだ…

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