空気 ページ3
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「うそ、めっちゃやせ我慢してる…
さぶいぼ立ったわ」
「さぶいぼ？」
「知らんの？鳥肌のことやん」
「えー？知らないよ」
「Aちゃん出身どこなん？」
「私は東京だよ」
「ふーん都会派やな(笑)この仕事は？
ながいん？」
「パーツモデルはまだ始めたばかり…
普段はしがない事務員だよ」
「OLなん？初めて会ったわ都会のOL」
「それ、絶対うそじゃん(笑)事務所にも
いるでしょ事務員さん」
「あー、そうか、オフィスで働く女の人
おるわ」
「でしょーw」
「でもAちゃんみたいに可愛いこはおらんで」
「え…」何かものすごくサラリと言ったな…
「Aちゃんはおれの彼女やろ…
おれが大好きで、おれもAちゃんが大好き…
そやな···今日は久しぶりにおれが仕事休みで
二人の時間たのしんでるんや…」
あ、そういう雰囲気を出そうってことか···
設定だとわかっているのに横山くんの眼をみて
たら本当に愛されてるような気がしてきた
普通に会話しながらじゃれあい知らないうちに
撮影は始まっていた
最後は二人でシャワーを浴びるカットで
撮影は終わった
「Aちゃんありがとう
おれもこの撮影初めてで緊張してたけど、
相手がAちゃんで良かったわ」
「わ、わたしこそ、すいません!
いい経験させてもらいました！
ありがとうございます！」
「発売たのしみやな」ってさわやかに帰って
いかれた
そして後日発売された雑誌をコンビニでみた時
そこには私であって私でない人が写っていた
「すご···」
谷山さんて凄いカメラマンなんだ
横山さんもプロだ···
私を見つめ写る彼は色気も愛情もあの場所で
求められるもの全て表現されていた
顔は分からないように写っているし、これを
私だと気づく人はいないだろう
私はただそこにいて彼と話していただけなのに
そこにいる私は彼に恋する女にみえた
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ピカンチ★(プロフ) - ひろさん» 初めまして！大好きと言っていただけてうれしいです。私もこの作品の二人好きです。楽しみに読みにきていただけるように頑張りますね、コメントありがとう (2021年1月24日 22時) (
レス) id: 8c079158e1 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 初めまして。この作品大好きです。これからも 楽しみに読ませていただきます。 (2021年1月24日 21時) (レス) id: c60b3962ed (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2021年1月19日 10時
