姫と呼ばれた乙女（？）な彼とふとイケメン系な少女【Q.K】

僕らのマル秘会議~その3~ ページ49

「まぁ、マジかどうかは俺らには分からないけどね」

落ち込んでいる俺にフォローかどうか微妙な言葉をかけてくれる福良さん

「知ってそうな気もしますよね」

伊沢さんの発言に須貝さんは頷く

「知ってても気づかないとか、そういう意味で言われたとは思ってないとか色々ありえそう」

河村さんのこの発言でさらに、俺は対象にされてないかもショックを受ける

撃沈して生気がなくなった俺に気がついたのか福良さんが驚いたように尋ねる

「川上?!どうしたの!?」

「いえ少しショックが･･･。普段考えたことなかったんですが、Aって俺のことどう思っているんですかね？」

普段なら、口に出さないのに落ち込みで頭が麻痺したんだと思う

「「「「え!??!」」」」

みんなに凄く驚かれた
驚かれるとは思ってなかったから俺も驚いた

「え!?えー、どうなんだろー？ね、河村君」
「さぁ、どうなんでしょう？嫌いとかではないんじゃないですか。な、福良」
「え？俺？んー、多分嫌われてないとは思うけど･･･伊沢はどう？」
「大丈夫じゃね？」

あたふたしながら答えてくれた

「･･･嫌われてないならまだ良かったんかな」

ホッとしたような複雑なような

「本人に聞いてみたら？」

河村さんのこの一言により荒ぶる

「えぇぇ!?いや、無理です！ムリです！」
「えー？気になるんでしょ？」

拒否したら、意地悪く聞いてくる河村さん(笑顔)

「気になりますけど、怖いんでいいです！！
それにヘンにギクシャクするのも嫌なんで･･･」
「そこまでー。河村あんまり遊ばないの」

必死に拒否してたら福良さんが止めに入ってくれた

「ごめんごめん、つい川上の反応が面白くて」

俺が上手く切り替えられないでポカンとした顔をしていると

「多分だけど、流石に川上君が直接Aちゃんに聞くのはアレだろうから、誰かに聞いてもらうんじゃない？」
「御明答です」

須貝さんが河村さんの意図の説明をしてくれた

「ハイハイ俺が聞く！」
「いや伊沢はダメ」
「ナンデ?!」
「じゃぼk「河村もダメ」」

福良さんがペテン師組を却下

「俺と須貝さんだと気を遣いそうだからな･･･山本とか山森さんにでも頼むか」

みんなフォローとか上手く誤魔化してね、俺もやるけど、と福良さんが言っているところで気がついた

あれ、もしかして山本も山森さんもこの事知ってんの？

口に出ていたみたいで

「うちのメンバー大体全員知ってるよ」

と伊沢さんから返ってきた


その後の事はあまり覚えていない
驚き過ぎておかしくなった気もする
とりあえずAから話を聞くらしい･･･山本達が

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