姫と呼ばれた乙女（？）な彼とふとイケメン系な少女【Q.K】

僕らのマル秘会議~その2~ ページ48

「で、何が聞きたいんですか？」

開き直ったと言うか･･･これはもう諦めだと俺は思う

「そもそもの話なんだけど川上ってAちゃんと仲良かった？」

「流石福良さん！それ俺も思いました！」

「たしかに！初めましての頃とか川上君とAちゃんが話してる姿あまり見なかったよね」

福良さんの質問に伊沢さんも同調、須貝さんも当時のことを振り返っている
勿論、河村さんも頷いている

「別に仲良かった訳でも良くなかった訳でもありませんよ。ただ話さなかっただけで･･･」

「じゃ、何時仲良くなったんだよ！」

河村さんのツッコミに当時のことを思い返す

「･･････
黙秘で」

「「「「今の間なんなんだよ！！！！」」」」

全員から突っ込まれた

「じゃなんで好きになったの？」

「それ俺も聞きたい」

伊沢さんの質問にノリノリの河村さん
勿論、皆ノリノリ

「えーー、黙秘で」

「教えろよー」

「内緒です！！」

みんながブーブーと文句を言うが内緒は内緒

「じゃあ、この間の3周年記念の日の飲み会のときのはどうよ？Aちゃんと川上、店からオフィスまで帰って来るの遅かったじゃん！どうなんよ？」

須貝さんの振り方にみんなあー、気になると言っている
本来なら河村さんは知らないはずなのに何故か情報が共有されている

「別に･･･俺の酔いが酷くてフラフラして危ないからって手繋いで帰りましたよ」

「「「「おーーー！！！」」」」

「で、その後は？」

「･･･ちょっと文句言って星が綺麗って言いました」

「返答は？」

さっきの河村さんといい今の福良さんといい話の内容に前のめり

「･･････本当だ！星綺麗ですね！って言われました」

その時の気持ちを思い出して何となく悲しい気持ちになった

「「「「あ〜！！！」」」」

「ちなみに川上はどういう意味でいったん？」

「伊沢さんが思ってる通り、『あなたはこの想いを知らないでしょうね』ですよ」

「だろうなー。見事通じてないなぁ」

伊沢さんにしみじみと言われた

「川上実際にはなんて言ったの？」

須貝さんの質問に思い出しながら答えた

「え？
「星が綺麗やな」って言った気がしますけど？」

「「それだよ！！」」

「は？」

Pコンビに勢いよく言われてびっくりした

「え？なになに？どう言うこと？」

「『星が綺麗ですね』って言わないと駄目ってことですか？」

「うん伊沢の言った通りで」
「星が綺麗やな、だと夜空の星が綺麗だと思ったんじゃないですか？」

須貝さんの質問に伊沢さんが答えてPコンビが説明
そして俺は

「え･･･それまじですか」

落ち込み

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