姫と呼ばれた乙女（？）な彼とふとイケメン系な少女【Q.K】

漢字王の打撃（脱字訂正） ページ41

最近、何故か色々と上手くいかない

大学もクイズも仕事も本当に何もかも

ここ最近･･･今日は特に酷い

電池が切れて目覚まし時計が鳴らず、起きた時間はいつも家を出る時刻
もちろん、いつも乗る電車には乗れず、おかげで大学の授業に遅刻ギリギリ
遅刻ギリギリに着いたせいで、家に授業で使う書類を忘れるし
昨日スマホを充電し忘れオフィスに着く前に電池切れ

おまけに通り雨には降られるわ、傘は持ってないわ、仕事でも動画撮影でも凡ミスを繰り返すわ、もう散々

ただ、通り雨に関しては駅で雨の中オフィスまで走って行く決意をしていたら、たまたまAちゃんと会って持っていた傘に入れてもらった！

まぁ、須貝さんとか伊沢さん達にはニヤニヤされたし、川上さんは拗ねたのか少しばかり不機嫌そうだった



今は夜の9時頃、僕は今記事の編集･･･というよりも、どちらかと言えば復旧作業に近い

というのも、エンジニアチーム曰く、トラブルが起きたから

明日、近日投稿する予定の記事やライターの書き溜めしておいた記事が消えた

もちろんバックアップをしてたライターもいるし、していないライターもいる

ちなみに僕は前者だが、何故かバックアップも消えてしまった(もちろん、していない記事もあるがそれも消えた)

最低でも、一番早くて明後日投稿予定の記事があるからそれだけは書き終わらないといけない

明後日だから少し余裕はあるが、バックアップした記事も消えたなんて、かなりツイてない

記事の記事の書き直しをしながら、少し落ち込んでいた

「山本さん！」

同じく書き直しに追われていたこうちゃんに呼ばれた
ちなみにこうちゃんはバックアップしていなかったらしい

「どうしたのこうちゃん？」

「さっき伊沢さんが、記事の投稿明日じゃないなら今日は帰ってもいいよ！って言ってましたよ？」

「そうなんだ。こうちゃんは帰る？」

「俺は明日の夕方頃に投稿する予定の記事があるからギリ帰れません！！」

「あー、お疲れ！他の残ってる組には伝えた？」

「伝えました！山本さんが最後です！」

なるほど
こうちゃんが去った後、どうするか考えていると
Aちゃんから話かけられた
ちなみに彼女は明日投稿する予定だったが今は消え、書き直された記事の校閲や校正の仕事で残っている

「山本さん」

「ん？どうしたの？」

「今日、この後お時間ありますか？」

「んー、微妙だなー。なんで？」

「この後飲みに行きませんか？」

「んー、僕はいいけどAちゃんは仕事大丈夫なの？」

「大丈夫です！」

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