姫と呼ばれた乙女（？）な彼とふとイケメン系な少女【Q.K】

神と呼ばれた人の痛感~後日談1~ ページ37

次に目が覚めたときは朝だった

寝る前に聞こえてたキーボードを打つ音は聞こえない

代わりにｽｰｽｰと寝息が聞こえる

「･･･ﾊｧ」

画面の電源が落とされてはいるが、開いたままのノートパソコン
その前に背中を丸め顔だけ横向きにし突っ伏したように寝ているA

「一体いつまでやっていたんだか･･･」

呆れて独り言が漏れるも先程まで僕が使っていた毛布を掛けてやる

まぁないよりはいいだろ

時間はまだ5時30分前

まだ川上も起きていないだろうし水上も流石にいないであろうから昨日出来なかった仕事することにした

とりあえず喉が渇いたから何か水分を取りに台所へ向かったら、何故か 居た

眠そうな川上が

「･･･あぁ、河村さんおはようございます。体調はどうですか？」

「･･･(苦笑)
おはよー、川上。体調は良好だよ」

「そうですか。水上が来るまでとりあえず仕事はやらないでくださいね」

おっと、仕事しようとしたのバレてる

「･･･あー、Aさんはいつ寝たのか川上知ってる？」

「･･･知ってるも何も本人から起こされましたから」

「は？」

「･･･まぁ、僕が4時頃まで起きてたら起こしてって一応頼んだんですけど」

「なるほど」

「･･･多分、寝たの5時とか4時30分とかです。もう少しやってから寝るって言ってましたから」

「なるほどね」

「･･･河村さん朝食のリクエストあります？」

「え、何、川上が作ってくれんの？」

「･･･まぁ、簡単なものなら一応･･･。Aも河村さんもいますしせっかく水上も来てくれるんで、何か有った方がいいかと」

「･･･お味噌とご飯で」

「了解です」

「ありがとう川上」
「いえいえ」

「それと川上、ごめん」

「は？何に対してですか？」

「んー、無理したこととか僕の介抱とか色々。Aさんのことも」
「なっ！別にAのことはいいです！」

「え、でも顔とかまっk「河村さんが無理してたことは次から辞めてください！」はーい」


「ごめん、川上」

「･･･ﾊｧ、別にいいですよ。他の2人にも言ってあげてくださいよ」

さて、川上がいるから仕事は出来ないしどうしたもんか･･･

「河村さんー、手が空いてるなら自分の机整理してくださいー」

･･･しょうがない、やるか

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


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自分の机をすぐに片付け、朝風呂ならぬ朝シャン

髪を乾かし終わった頃には眠そうな水上がやって来た

「おはようございますー、河村さん体調どうですか？」

「あぁ、水上おはよ。体調はバッチリだよ」

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