姫と呼ばれた乙女（？）な彼とふとイケメン系な少女【Q.K】

リアクション王の実感~その3~ ページ27

近くにいた男の子曰く「普通より少し上」らしい
(このクラスはまぁまぁ釣れますよByA)

この後、アーケロンやホオジロザメを釣っていたAさんに俺は子ども達に負けないぐらい、歓声や賞賛を送った(勿論、リアクションも)


このおかげでAさんのプレイしているまわりに子ども達が集まるのがわかった


俺も早速100円をメダル15枚に変換して、プレイ


＿＿＿＿＿

結果は惨敗
魚1匹、ムロアジが釣れただけだった･･･

序盤1匹も釣れなくて馬鹿にしてた子ども達も最終的には俺を憐れんでいた

「お兄ちゃん、ゲーム上手くないんだね･･･。なんかごめん」
「憐れまないで！！
もう1回、もう1回やるから、ね??」

＿＿＿

結果から言うと、さらに惨敗

1匹も釣れなかった･･･

「いや、もう1回、もう1回やったら釣れる！！
Aさんみたいな大物が釣れる！！」

「お兄ちゃん、もう辞めたら？」

先程の男の子が俺を引き止めるが

「いや、今度は大物が釣れるから！！」

「さっきもお兄ちゃんそう言って、300円ぐらい使ったじゃん！！今日はもう辞めな、ついてなかったんだよ」

「いや、次こそは･･･「もう！それなら、お姉ちゃんに頼も！！」え?!」

「お姉ちゃんに頼んでダメなら、諦めたら？」

返事も聞かずにグイグイと俺をAさんのもとへつれて行く男の子



「お姉ちゃん、このお兄ちゃんのメダル増やしてあげて！」

「･･･えっとー」

「俺とお兄ちゃんも半分、射的で頑張るから！！ね??」

「え?!射的やったことないけど!?」

俺、その事初耳なんだけど??

「ハイハイ、もう半分引き受けますね(苦笑)」

「え、Aさんもいいんですか!?」

「まぁ、渡辺さんが良ければですけど･･･」

「お願いします」


結局、Aさんにお願いすることになった


「ｱｯｰ!
あとちょっとで倒せたのに!!･･･お兄ちゃんごめんな･･･」

「いや、いいよ！むしろ凄い！ありがとう」

俺と男の子の射的戦は善戦だった

教えてもらいながら、俺は頑張った！序盤はあまりうまくいかなかったけど、徐々に出来るようになったの！

が、次第にメダルの枚数は減った

最後の1枚を男の子に託したけど、あえなく失敗

何処と無くしょんぼりと肩を落としながら、俺たちはAさんのもとへと向かった

おぉー！！！！！

歓声が聞こえたのはAさんのところだった

見るとそこには

ダイオウイカを釣り上げようとしているAさんがいた

「Aさん！！
いっけー！！！」

知らずのうちに俺は声に出して応援していた

＿＿＿＿＿＿＿


＿＿＿＿

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