日常と恋心 (ページ22)

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#115 ページ22

潤「ふふっ、会いたくて早く着きすぎちゃった」

驚いて声も出せない俺に、潤は笑いかける

潤「寒かったでしょ？早く家入れて？」

俺の頬に冷たい手が触れる

潤「俺も冷たいから、温められないね」

『俺もだからっ…平気…』

潤「そっか」

『あぁー…家。開けるわ』

ガチャ

『暖房今つけるから』

潤「うん。サンキュ」

LEDのリビングライトの下では、鼻と目元と耳がより一層赤く見える

いや、白い肌が目立つのか

潤「翔くん？コート脱がないの？」

『あぁ、うん。脱ぐ』

ダウンをハンガーにかけた潤は、正に勝手知ったる様子

潤「？」

そのまま左手を俺の方に差し出し、くいっと指先を動かした

『え、あぁ、ありがと…』

慌ててコートを手渡した俺に、また潤は笑う

今日はよく笑うなぁ

『かわい…』

潤「…へっ？」

『え？』

潤「いやっ、今…聞き間違い…？」///

戻りつつあった潤の顔がまた赤く染まる

見てて飽きない

潤「あの、そんな見られると恥ずかしいんだけど…」

『嘘。そんな見てた？』

潤「無意識かよ…」

なんだか今日は彼から目を離せない